1961-02-27 第38回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
今までの状況は、河野さんすでに御承知かと思いますけれども、念のために申し上げますと、中国大陸における遺骨収集については、一九五五年ジュネーブの田付総領事をして七月十五日付書簡をもって、沈平同地所在の総領事に対しまして、在華邦人引き揚げ問題について申し入れさせた際に、日本人の遺骨遺品等の送還についても中共政府の善処方を要望したのであります。
今までの状況は、河野さんすでに御承知かと思いますけれども、念のために申し上げますと、中国大陸における遺骨収集については、一九五五年ジュネーブの田付総領事をして七月十五日付書簡をもって、沈平同地所在の総領事に対しまして、在華邦人引き揚げ問題について申し入れさせた際に、日本人の遺骨遺品等の送還についても中共政府の善処方を要望したのであります。
かくて、五月十日以後は既開設LC分を除く一切の貿易は停止され、五月末までに在華邦人商社員もほとんどすべて帰国を求められ、文化交流、人の往来等も一、二の例外を除いては途絶し、六月十二日以降民間の漁業協定の再延長は不可能となりました。
かくて、五月十日以後は既開設LC分を除く一切の貿易は停止され、五月末までに在華邦人商社員もほとんどすべて帰国を求められ、文化交流、人の往来等も一、二の例外を除いては途絶し、六月十二日以降民間の漁業協定の再延長は不可能となりました。
それは地方でどういうふうにこの遺骨の収集なり慰霊なり送還事業が行われているかということについてでありますが、昨年の秋田県下の五百六十体の遺骨がいよいよ送れる、送還のめどがつきかけたというので、大谷瑩潤氏の名前で秋田県知事それから山田花岡町長に協力を求めたのでありますが、池田知事はこれは在華邦人の集団帰国の事務の中心にならなければならない日赤が積極的にやらなければならん。自分は日赤の支部長である。
在華邦人の帰国なり在ソ戦犯者の帰国なりについて中ソ両国の政府がとつた好意ある処置によつて、日本国民への友情を示したことなどが、差詰めその適例として見るべきものである。そこで、若し吉田政府にも国際緊張緩和の誠意があるならば、当然にも、あちら側からのそうした親切な行動に対して、こちら側からもそれに相応した具体的行動を以て国として応えるべきではないか。
それから在華邦人の引揚の点でございますが、現在までに中共地区から引揚げて参りました者が第一次から第七次までに二万六千百二十七人ございます。私ども最も最近心配しておりますのは、先般国会の貿易使節団でございますか、向うへ行かれましたときに、向うの当局者から七次をもつて集団的の帰国は終りだと、こういうふうに言われたということを聞いたのであります。
重複するかもしれませんが、在華邦人の引揚げの問題と在日華僑の引揚げの問題との関係でございますが、北京に代表団が行つておりまして、会議が済みましたときに、向うの廖団長から日本の代表である島津団長に、日本におる華僑を引揚船によつて帰すようにしてもらいたいということのお話が、第三次会談だと思いますが、そのときにあつたそうでございます。
在日華僑の遺骨の問題がこれほど真剣にわが国の国会においてこうして取上げられるというほどにまでなつておるこの際でありますので、さきに三団体の代表が北京におもむかれた事情がどうであつたかは不明でありますが、ひとつあらためて三団体として、在華邦人の遺骨の問題について、これはただちにとは申しません、適当な機会でけつこうでありますが、ひとつ三団体もこの際積極的に何らかの処置に出ていただくことが望ましいことではないかと
それならば、長年にわたる留守を大陸と日本とでお互いにかこち合つておる在華邦人と日本におられる留守家族との方々の問題をそのまま放置しておいたらよいか、これは人道から申しましても、また道義上から申しましても、許されないことであります。
ところがおととい共同通信の宍戸特派員が共同通信の本社へあてて送つて来た電報があるのですけれども、その電報によると、「在華邦人帰国希望者数は中国紅十字会の推定によると、当初三万余名とされていたが、三十日同社副秘書長林士笑氏は帰国希望は第四次にほとんど帰ることになると言明したが、当初の推定約三万名に対し、帰国実数は一万余名の開きがあるので留守家族の相当の反響があると思われる。」
在華邦人の一人でも一日でも早く日本に迎えたいことは、これは人道上の立場から申しましても又我々北京に参りました代表団の者といたしましても、この邦人帰国問題に全力を注がなければならないと存じますので、これを促進するために在日華僑の帰国が一日も早く実行されることを熱望している次第でございます。 以上簡単でございますが、一通りの御説明を申上げた次第であります。
○参考人(工藤忠夫君) 先ほど紅露委員から御質問がありましたが、この在華邦人の帰国問題と、在日華僑の帰国問題は本来において関連性がなかつたと、別個の問題であるということは事実でありますし、中国紅十字会のほうでもよく存じております。
在華邦人の帰国につきましては、国会又この参議院におきまする委員会より特に関心を寄せて頂きまして、そのバツクの下に私ども一昨日交渉を得まして戻りました。その間の御努力に対しまして厚くお礼を申上げます。 又昨日、委員長初め羽田空港まで出迎えを頂きましたことに対しても厚くお礼を申上げる次第であります。
仄聞するところによりますると、夏のころから正式な公安局を通しての在華邦人の調査を進めたようでありまして、その届出は、ほかの国の外人、つまりほかの国から来ております居留民と同様に、みんな登録を必要としておつたのであります。そうして外僑証明書というものをみんな保持しておるようであります。実物を見たことはありませんが、それには写真もついておるのであります。
〔委員長退席、橋本(龍)委員長代理着席〕 これはその後外務省の手続によりまして、先月の末に英国船によつて中共側に送り返しましたが、当初の私どもの計画は、国交の回復してない国の船員であろうと何であろうと、ひとしく海上労働者としての気持において、遭難した場合に、これを救助するために努力するということは当然でございますが、一面私どもは在華邦人の帰還を促進するためにも、これらの中共漁船船員に対して民間団体であるわれわれの
欧米局長) 土屋 隼君 外務事務官 (条約局長) 下田 武三君 委員外の出席者 専 門 員 佐藤 敏人君 ――――――――――――― 二月十一日 抑留同胞引揚促進並びに戦犯者の減刑、釈放に 関する陳情書(第 一一二一号) 同(第一一 二二号) 操業漁船の沖繩近海諸島寄港に関する陳情書 (第一一二三号) 同月十二日 在華邦人引揚促進
○林(百)委員 実は藩陽からの中国にいる邦人の手紙によりますと、中華人民共和国が在華邦人のために許可した内地送金の道が最近何ゆえか妨害されて来た。
終戰後在華邦人の引揚完了とともに、中國に在留する日系國際孤兒は、その父を失うとともに、その生活保護の道をも失い、街頭に漂泊し、浮浪の状態を呈するに至りつつあるのであります。殊に兒童賣買取引の行われる社会環境より考えれば、彼らの前途はまつたく悲惨であつて、將來の日華親善関係の一つの障害となることは自明であります。