1997-09-03 第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
○野沢太三君 御指摘のような、過去、国際的にもあるいは歴史的にも問題があったということも私ども伺っておりますけれども、例えば相続税にしてみましても、これはやはり資産を持っている方々が何とかこれを保全したいというお気持ちがあり、過去の歴史を見ても、明治の華族等に支給された債券で鉄道建設の大数が実現できたという歴史的な事実もこれあり、十分検討に値するのではないか。
○野沢太三君 御指摘のような、過去、国際的にもあるいは歴史的にも問題があったということも私ども伺っておりますけれども、例えば相続税にしてみましても、これはやはり資産を持っている方々が何とかこれを保全したいというお気持ちがあり、過去の歴史を見ても、明治の華族等に支給された債券で鉄道建設の大数が実現できたという歴史的な事実もこれあり、十分検討に値するのではないか。
今日ここで私が意見を述べたい理由を簡単に申し上げますが、従来の栄典制度は、その性質上軍人、官吏、華族等に重点を置きまして、ともすれば芸術家や学者を初め民間人を厚く遇する機会が少なかつたように思います。このたび新栄典制度の準備が行われつつあると知りまして、私はこの新しい制度が文化国家日本の新鮮な息吹きを伴つた文化的制度であり、国民の明るい希望であり、あこがれであつてほしいと思います。
ところが、この赤十字病院たるや、今日国民大衆の、わけて生活困窮にして苦しんでおる、真に博愛人道の対象とならねばならない人たちのための病院でなく、逆に、終戰後も引続き皇室、皇族、元華族等の一部の特権階級のために広く便益を提供する病院であり、こうした不合理な経営のために、雑役婦等、下級労働者は、ひどい低賃金をしいられながら、毎年数百万円の募金で穴埋めをしなければならない状態になつておるのであります。