2010-05-20 第174回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第3号
かなり整備をされておりますし、ここは一番の兵たん分野そして後方基地ということで、百済の人たちと一緒になって生活した、あるいは訓練をした、そういったものが残っておりますし、百済系の菩薩像というものも出てまいりました。
かなり整備をされておりますし、ここは一番の兵たん分野そして後方基地ということで、百済の人たちと一緒になって生活した、あるいは訓練をした、そういったものが残っておりますし、百済系の菩薩像というものも出てまいりました。
地下鉄を乗る方、銀座線を乗られる方はごらんになることがあるかもしれませんが、弥勒菩薩像のところに「心はかたちを求め かたちは心をすゝめる」と書いてあるんです。すばらしい言葉でして、まさにこのことが私も大事だと思うんですが、本当にNHKの現場でそうなっているかどうかというのをこれからちょっと確認させていただきます。
こうした丘陵地の一角にある上淀廃寺跡地は、平成三年二月から寺域の本格的確認調査が行われ、さまざまな発掘物のほか、ことし五月には日本最古級の壁画が発見され、描かれている如来、菩薩像等は法隆寺壁画、高松塚古墳壁画と匹敵するものと言われております。また、八月には金堂等の跡地が発見され、ほかに例を見ないま院の伽藍配置も確認されました。
入手の経路やそれからこの菩薩像についてどのように研究されたのかということでも、積極的な根拠は示されないままに陳列をされたわけですね。そこが問題だというふうにいろいろな方々がおっしゃっているのじゃないでしょうか。
この際に出品されました作品の一つでありますガンダーラ仏、石像弥勒菩薩像について、古代オリエント博物館の研究部長であります田辺勝美さんから贋作であるという指摘を受けたわけでございます。もともとこの展覧会は、「日本の文化の源流を探る」ということで既に五十九年にブッダ釈尊展というものをやりまして、これに続きまして仏教美術のすぐれた作品を展示しようという趣旨のものでございます。
○田辺参考人 実は、これは私あてのものではなくて、亀広記念医学会の理事長あてになっておりますが、このドリシュケーラというところで盗掘人によって発掘された弥勒菩薩像は、写真を詳細に検討しますと本物であるとは見えないことが判明した、そういうような簡単な文書であります。(坂上委員「どなたが発信人ですか」と呼ぶ)パキスタンの考古局及び博物館の総裁のアフマッド・ナビ・ハーン博士であります。
それから、これは菩薩像でありますのでその図像が正しいか間違っているか、そういったことを調査してあります。それを図像学的考察と申しますが、その次に、この作品にはいろいろなモチーフがあります。怪獣とか首飾りとかいろいろありますが、その形式が正しいかどうか。この三点からの考察が私の言う美術史学的鑑定であります。
これは、「クシャーナ王朝時代の弥勒菩薩像を代表する名品として今回新たに紹介することができるのが、(9)のガンダーラの石造立像である。」「最も洗練された表現手法をみせた作品として、特に高い評価が与えられよう。さらに全身を金箔押で仕上げた当初の荘厳がそのままに残っているのは、むしろ衝撃的であるとさえいえよう。」
しかしまた一方では、たとえばただいま御指摘の五十円切手の中宮寺の菩薩像でございますが、色合いについてはいろいろと御指摘もございますけれども、人の心に平和と安らぎをもたらすのに大変いいものであるからなるべく残しておいてほしいというようなお話もございまして、その辺も含めましていろいろと今後検討もしていかなければならない問題ではないかというふうにも存じております。
○江上政府委員 五十円の中宮寺菩薩像を例にとってのお話でございますが、非常にすぐれた素材を現在の切手の色が殺してしまっておるというようなことでは、これはかえって中宮寺菩薩像の持っております文化性というものを殺してしまうということにもなりかねないと思います。
先日上野の博物館に行きまして、平安朝時代の大慈大悲の観世音菩薩像のやさしいまなざしをつくづく見ながら、いままで何十万何百万の人たちがこの像を見て、潤いある心を持ったことであろう、そして心に祈ったことでもあろう、しかし、一人のらい病患者でも一人の喀血患者でもこの菩薩がお救いになったかというと、私はそうでないと思うのです。
薬師寺におきましては、問題の月光菩薩像頸部の接合が完成している実情を視察しました。本尊台座の修理は、予備調査を行う段階であると承知しました。 唐招提寺は、宝蔵の修理が切望されており、又管理につきましては、今後の適当な措置を感じました。 次に先般の大雨により、その被害が甚大であると報ぜられております法華寺の鐘楼の実情を視察いたしました。
一応月光さまの調査を完了、完了というわけではありませんけれども、やりましたあとで、日光菩薩像の中も精査いたしました。大きな笄を外しまして中から台座の中を精査いたしました。それから梯子を懸けまして月光菩薩の頭部を調査をいたしました。上のほうに大きな埋金、かねが埋けてあるのであります。それが罹災のときに落ちまして中の状態がすつかり見えるのであります。
而もこの断面というものは、鋳物でございますために非常に弱いでございましようけれども、どうも又月光菩薩像も中世火に会つておりますために、非常に金質が脆くなつております。
これが月光菩薩像はろう型でできておりますから、ろうの原型を空間に立たせるためには、中の型を持たせるための支柱がなければ、できないわけであります。どうしてもこういう支柱がこの鉄心のほかにあつたと推定するのは、恐らく間違いがないと思うのでございます。これができますと、この上に現在の月光菩薩の中の型でございますね、粘土で以て形を作るのでございます。これによつて最初の心棒が全部隠れてしまう。