1966-10-25 第52回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第2号
新設というものを基本的にこれを規制するという政府の方針が一方にあるのにかかわらず、三十八年の十月には、東洋果糖の菅貞人社長から政府に対して「ぶどう糖合理化工場建設資金融資斡旋依頼」という書面を出し、これに対して、政府は、農林漁業金融公庫総裁に「東洋果糖株式会社宮崎工場のぶどう糖製造施設に対する融資あっせん」というものを出しておる。全く全体の糖業政策から見れば支離滅裂であると言わざるを得ない。
新設というものを基本的にこれを規制するという政府の方針が一方にあるのにかかわらず、三十八年の十月には、東洋果糖の菅貞人社長から政府に対して「ぶどう糖合理化工場建設資金融資斡旋依頼」という書面を出し、これに対して、政府は、農林漁業金融公庫総裁に「東洋果糖株式会社宮崎工場のぶどう糖製造施設に対する融資あっせん」というものを出しておる。全く全体の糖業政策から見れば支離滅裂であると言わざるを得ない。
それで結局菅貞人社長以下の財産を管理をしておる、とこういうような形のようであります。先ほどの交換の物件等が非常に政治的な工作によって安く取得されたということは、林野庁等は、答弁を求めれば、ちゃんと鑑定をした結果でありますと言うのでしょうけれども、ともかくそれだけの評価で根担保に入れられているという事実は、やはりそれだけ評価しておることだとわれわれは思うのです。
実はこの北海道精糖という被告発人の一人になっておる会社、もう一つもそうですが、両方ともいま問題になっておる共和グループの一番親玉であります菅貞人社長がこれを早くから買収して、それでこれを根拠にしていろいろなことが始まった、こういうようなわれわれのほうの調査になっておる。