2021-04-07 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
一方、越辺川合流点より下流の入間川や、更に下流の荒川本川においては洪水時の流量が増えることになりますが、二か所の遊水地の整備の効果もあり、プロジェクト実施前と変わらず、洪水を計画高水位以下で安全に流すことが可能です。
一方、越辺川合流点より下流の入間川や、更に下流の荒川本川においては洪水時の流量が増えることになりますが、二か所の遊水地の整備の効果もあり、プロジェクト実施前と変わらず、洪水を計画高水位以下で安全に流すことが可能です。
これらの調節池の整備により、荒川第一調節池より下流の荒川本川におきまして、最大約八十センチの水位低下が見込まれているところでございます。
具体的には、この緊急治水対策プロジェクトの荒川水系では、入間川流域の下流部やまた更に下流の荒川本川にできるだけ水を流さないようにするために、具体的には、入間川流域に新たに二つの遊水地を整備するということとしております。また、入間川流域の河道掘削、堤防の整備によりまして、入間川自体の流域全体の治水安全度を高めることとしておるところでございます。
また、荒川においても、荒川本川の上流ダム群で約四千五百万立方メートル、荒川第一調節池で約三千五百万立方メートルを貯留することにより、被害軽減に寄与したところでございます。
そして、荒川本川、入間川等々、支川も含めた不法投棄物の一斉撤去あるいは夜間パトロール等を実施しているところでございます。
その荒川本川の深くなった水から旧流路の高いところの水面に水を揚げるというのは、物理的な力でやるしかないわけです。 そうしますと、再生といっても、旧流路に水を取り込む方法というのは自然の形での再生ではなかなか難しいので、それよりもその水位の少し高い支流からバイパスで水を持ってくることなども考えなくてはいけない。
しかしながら、この堤防ができたことによって、確かに荒川本川の洪水の災害からは免れましたけれども、御心配のように、その背後地に降った雨による被害、いわゆる内水被害と言っておりますが、これによる被害はふえるのではないか。したがって、荒川が洪水時に荒川本川の水位が高いために、背後地における内水が荒川の中へ入っていけない、その結果被害が増大するのではないかという趣旨の御質問だと思います。
○井上(章)政府委員 この内水対策の手法でございますが、先生おっしゃいますように、確かに荒川本川の水位が上がらないうちに早く支川の水を出すということは一つの方法でありましょう。しかしながら荒川は大河川でございまして、非常に長期間洪水が継続いたします。