1992-03-12 第123回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
「一九六〇年と一九七四年とで、本質的な差が認められるのは、湿原周辺の低層湿原部並びに草地部であって外来種の高層湿原部への侵入は今のところはみられない。湿原への踏み込みがなければ、容易に侵入し得ないものと推定される。しかし、湿原周辺の丘側特に八島ヶ池付近における、ヒメジョオン類の繁茂は著しいものがある。」「湿原内の立入りは厳しく禁止すべきであろう。」
「一九六〇年と一九七四年とで、本質的な差が認められるのは、湿原周辺の低層湿原部並びに草地部であって外来種の高層湿原部への侵入は今のところはみられない。湿原への踏み込みがなければ、容易に侵入し得ないものと推定される。しかし、湿原周辺の丘側特に八島ヶ池付近における、ヒメジョオン類の繁茂は著しいものがある。」「湿原内の立入りは厳しく禁止すべきであろう。」
従来、牧草の研究につきましては、率直に言って比較的立ちおくれてきた面がございまして、それが今後の畜産の振興の上に非常に障害になってはならないということで、昭和四十五年に草地試験場を新設すると同時に、北海道をはじめ地域の農業試験場に草地部を拡充してまいって、だんだん研究の体制を整えてきたところでございます。
さらに、東北の試験場及び九州の試験場に草地部を増設いたしまして、現在品種改良及び栽培技術の改良ということで研究の推進をはかってきておるわけでございますが、特にただいまお話のございました九州地帯の牧草といたしましては、やはり阿蘇、久住地域には、寒地型の北海道で改良されてきているもので好適するものがかなりあるという考え方でございますが、ただ若干低くなってまいりますとやはり夏枯れの問題も出てまいりますので
特に北海道における寒冷地農業の中心となると思われます草地農業等のことも考えまして、昭和四十五年には北海道農業試験場に草地部等も新設いたしたわけでございます。そのほか、北海道におきましては上川に指定試験を置いておりまして、そこで耐冷品質の試験研究をいたしておりまして、これはかなり歴史的に長くやっております。
○鶴園哲夫君 私はいま事務局長のおっしゃる点もわかりますが、北海道に今度草地部をつくり、九州の農試に草地部をつくる、それといまの草地試験場、これがどういう関係にあるんですかね。畜産試験場がありますね、畜産試験場に入っていないブロックの農事試験場の中にまた畜産関係の部があることがありますね。これは畜産だけがそうなっているようですけれども、どういうことになっているんですか。
農業試験場の草地部を発展的に独立の草地試験場にするということはいいと思いますが、日本で酪農を本格的に取り上げてからもうすでに相当の年月が経過をいたしておるわけでございまして、なぜもっと早くやらなかったかというような感をいたしておるのであります。
そういうことで、最近になりまして、農林省におきましても、北海道の農事試験場に草地部を設けまして、新しい北海道に適した牧草の栽培利用等に関する研究をやる。それから関東におきましては、長野県に鴻巣の農事試験場の山地部を設けまして、山地牧草に関する研究を始めることにいたしておるのでございます。
本年度は特に畜産試験場を独立させまして、従来扱っておりませんでしたこの草地の問題を、草地部を作って逐次これを拡充して、草地の問題を取り扱わせようと思っております。また林野庁に高萩試験場というものがありまして、お話の点は、今は山林の中においての野草というのは、そこを中心にやっておりますので、それとの連絡を密にして、先生の御方針と私同じ意見を持ちますので、努力をするつもりでございます。
この研究を一番まとまってやっておりますのは、関東東山の農業試験場の草地部というのが那須にございますが、その那須におきましては、在来の野草を品種改良いたしまして、いいものを作って参る、また牧草とそれとを、若干日本に適したものを作り上げていくのに、そういう野草を活用して参るというような研究もいたしておるわけであります。
それから那須には草地に関する三つの研究室があるくらいでありまして、草地部を持っておるのは北海道だけです。西日本の方は、関東近辺に比べて研究は少い。やはり北と南と中央と、この三つぐらいは強化しないと工合が悪いと思います。南は非常に弱い。それから東北は相当広範な適地を持っておるのですけれども、今のところは北海道に比べると非常に弱い。もうちょっと強くしたいという申し込みをしております。
これにつきましては、那須にございます関東東山農業試験場の草地部に草類の育種の研究室がまだ表向きにございませんので、これの新規定員七名を要求いたしております。あと北海道並びに千葉の農業技術研究所その他で育種をやっているところがございますが、経費の若干の増加という程度で、新しくその改良をやります研究室を作るという段階にまだ至っておりません。
なお、草につきましての傾斜地利用の問題につきましては、那須の草地部の周辺の適当な個所を選びまして、傾斜地を利用した草飼料作物、あるいは草を中心にした傾斜地利用の営農資源的な施設を、別途改良局の方で考えております。 それから場所関係は省略いたします。
今日非常にそういう問題がやかましくなりまして、曲りなりにも国立の研究所に草地部ができ、本省に草地改良課ができたことは、私個人の過去二十年の経験から顧みまして非常にうれしいのでございますが、ただ草の問題が今日大きく取り上げられるに至りましたが、残念なことには国民全般のこれに対する認識はきわめて低いのであります。
第二には、地方にある国立並びに地方立試験場に草地部を置いていただく、これはかけ声になって大いに地方がやるようになるのじゃないか。それから第三といたしまして、特殊問題につきましては大学に研究を委託していただきたい。いろいろな土壌の肥料の成分の欠陥によって植物が生えて来ないという場合は、おそらく相当現代的な機械で検定しなければならぬ、こういう問題につきましては大学に研究を委託していただきたい。
まあ大体以上の通りでございまして、次に現況に移りますですが、二年ほど前に、今の表でございますが、関東東山の地域の農業試験場でございますが、そこに草地部というのを新設したのでございますが、これは畜産局の援助を受けまして作りました次第で、われわれの希望といたしましては、代表的な各地に作りたいのでございますけれども、さしあたって関東東山に作ったわけでございます。
○説明員(関塚清藏君) 関東東山農業試験場草地部の関塚でございます。私どもの草地部は、一昨年の十一月に発足いたしまして、畜産、牧野、作物栽培、育種、土壌肥料等の専門家を集めて、草地及び草類の総合的な研究を始めたのでございます。
一昨年からこれは関東東山農業試験場だけに草地部が設置されまして、牧野関係並びに飼料関係の試験研究を続けております。各地域にも必要に迫られて飼料作物及び牧野の研究を行なっておりますが、関東東山地区の農業試験場だけに草地部というものが設けられまして、一つの組織として研究が進められております。
で、これに関連いたしまして、現在までのところ草地に関する研究の面におきまして、関東東山農業試験場の草地部というものを主体といたしまして、地区の農業試験場等におきまして草地に関しまする研究を進めておる次第でございます。また研究方面につきまして、関係官民の合同の草地研究会というものもできておりまして、そこにおきまして草地に関する技術的な研究の推進調整を行なっておるという状況でございます。
試験研究の面におきましては、農業改良局で所管いたしておりまして、現地におきましては、いわゆる農事試験場の中の草地部というところで研究いたしております。