1955-12-20 第24回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
なお申し入れの一にございます、草資源対策が「畜産振興のみを目標とすべきではなく、飼料及び土壌腐植補給源としての草そのものの利用とともに、浸蝕防止及び水源涵養等草の機能の利用をも図って、土地利用を適正化及び高度化し、」以下の事項につきましては、この事項につきまして、昨日の草資源調査会にも諮りまして、専門家の意見を聴取し、今後農林省としてとるべき方策をいろいろ調査審議いたしたのでございます。
なお申し入れの一にございます、草資源対策が「畜産振興のみを目標とすべきではなく、飼料及び土壌腐植補給源としての草そのものの利用とともに、浸蝕防止及び水源涵養等草の機能の利用をも図って、土地利用を適正化及び高度化し、」以下の事項につきましては、この事項につきまして、昨日の草資源調査会にも諮りまして、専門家の意見を聴取し、今後農林省としてとるべき方策をいろいろ調査審議いたしたのでございます。
昭和三十年十一月二十一日 参議院農林水産委員会 農林大臣殿 大蔵大臣殿 文部大臣殿 経済企画庁長官殿 記 一、草資源対策の策定に当っては、ひとり畜産振興のみを目標とすべきではなく、飼料及び土壌腐植補給源としての草そのものの利用とともに、浸蝕防止及び水源涵養等草の機能の利用をも図って、土地(農地、林地、牧野、原野の外、農道、畦畔、堤塘、河川敷、鉄道数等をも
しかるにこれらの点については、たまたま草そのものがいろいろな面で行政的にまたがっておるばかりでなくて、その他のいろいろな問題につながって総合的に行政が進められていないために、少しも前進をしないという形態を明らかに見るのでございます。この点について、主畜営農の開拓事業を推し進めるということはこの草地農業の実体であるというふうに考えて、草地農業の会では昨年からお願いをいたしております。
これではいけないというので、もう悪い所にまず草を植えて、草を植えると、草そのものが先ほど齋藤先生からお話があったように、草の力でだんだん土地がよくなってくる。北海道の農業が、ここで百姓しておって、そうしてここができなくなるとこっちをやる、十年もたつとまた戻ってくる。この間に自然に草がはえておってよくなる。
又一方、試験研究はむしろ土壌がもとのようでありまして、ほかの栽培作物のようにいきなり品種に進むほどの長年の試験研究の成果もまだございませんようでありますから、草の性質からいたしまして、優良な草の栽培あるいは更新、こういうことも一部着手をいたしておりますが、体系的、また普及的ではありませんので、これらの点は他の栽培作物と草とは土壌との関係で相当違うようでありまして、土壌と草そのものとの間をもっと突き詰
最後に申し上げたいのは、こういうふうに一つの草というものを社会として見た場合、つまり群落として見た場合、御承知のように、植生と申しますか、一つのかたまりとして見た場合に起るいろいろな問題ということのほかに、もう一つは、草そのものの個体、一本の草というものの研究、これも従来の研究において欠けていた点だろう、こういうふうに考えます。
それが終戦後になりましてだいぶ形が変って参ったのでございますが、私どもの方では、草資源と申しますのは、これは終戦後のこの問からの言葉でございますが、草そのものの機能を使用するということと、草そのものを対象に使用するということと二つあるように考えまして使用をいたしております。
つまり只今の御意見の通り、従来のようないわゆる牧道の改良でありますとか、牧棚であるとか、そういうことでなしに、草そのものの質の改善、それが極端に効果を現わしますためには、耕作ということになつて参つて来ると思うのであります。ところが御承知のように現在の牧野はいろいろ長い間の慣行と申しますか、地方々々によりまして使用権利用権、所有権なりというものがいろいろな事情に分れておるのであります。