1953-02-02 第15回国会 衆議院 本会議 第24号
さきに私の指摘いたしました軍事基地の問題にいたしましても、英水兵事件、英濠兵事件、国連軍協定問題などにいたしましても、日本の独立がいかに情ないものであるかを骨身にしみて感じられたのは、おそらく岡崎外相その人だと私は思うのであります。
さきに私の指摘いたしました軍事基地の問題にいたしましても、英水兵事件、英濠兵事件、国連軍協定問題などにいたしましても、日本の独立がいかに情ないものであるかを骨身にしみて感じられたのは、おそらく岡崎外相その人だと私は思うのであります。
それは例の英濠兵事件の軍事裁判のことでございます。この前、条約局長が約二週間くらいしたら、つまり今月の今ごろになるのですが、そうしたら裁判が行われるようになるであろうと答えていましたが、その後質問の機会もございませんでした。もうあれも目鼻がついたと思いますけれども、いつどこでどういうふうに行われますか、それからだれを派遣するか、ということをお聞かせ願いたい。
しかし当時英濠兵事件で非常に輿論が沸騰しておりますときに、かりに秘密会で清原通達を配るということは、外交上もまことにいかがかと思いましたので、前文を削除し、本文を全部提出いたしましたわけでございます。 〔「それで終りだ」と呼ぶ者あり〕 〔中曽根委員発言を求む〕
また管轄権の問題も、日本側にいさぎよく譲つてくれたので、英濠兵事件式な対米関係の紛議というものは全然起りませんでした。ただ、今そういう日本人がアメリカに雇われて、アメリカの軍の必要上の任務を負わされた場合に、鉄砲を持つていいかどうかという点を私研究して、次会にでも答弁させていただきたいと思います。
その後私どもといたしましては、いろいろ事を考え、かつ研究もいたし、さらに輿論の帰趨を見きわめまして、今度の英濠兵事件の処理をいたしたのでございますが、私どもとして基本の線は、相かわらず吉田書簡並びに清原第二次通達の線にのつとつておるというつもりでおるのでございます。先ほど小林さんの御不審に思われた点はごもつともでございます。その間に若干の時が流れておるということを御了承願いたいのでございます。
第一に神戸の水兵事件と本件の英濠兵事件に対する取扱いが異なつておりまするが、その理由を明確にしていただきたい。これが第一点。 それから第二点はシンクレア被疑者を日本の法務省において引渡しを受けずにその状態に置いて。それから現在刑事裁判権におきまして国連と日本がこれに対する協定の進行中であるというこの事実、特に国連軍においては日本には刑事裁判権はない。
まず英濠兵事件に関し、前回の委員会において聴取いたしました以後の経過の説明をこの際聴取することにいたします。犬養法務大臣。
○田嶋委員長 木下さんに注意しますが、きようの調査事項は御存じのように英濠兵事件です。時間も各党から出た理事会で一時ときめてあります。特にあなたに対しては発言を許しているわけですから、そのつもりで御発言願わないと困ると思うのです。それからなおあなたの方の党の石川さんが特に発言を要望されておりますので、そういう点も御考慮くださつて御協力を賜わりたいと思います。
さつき今度の英濠兵事件は吉田書簡の第四によつて処理されているというお答えでございましたが、前の英水兵事件は吉田書簡に当てはめれば、今日どの項で処理されたとお考えになりますか。