1999-07-01 第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号
私が住んでいる北海道には、例えば苫小牧東部工業基地といったように、明らかに破綻をしてもなおかつ根本的な対策を打つことなく、いたずらに十年時間を経過して借金の債務ばかりが膨張していくというような公共政策の事例がございます。 こういう事例に対して、政策を立案、担当した人間は、きちんと実態の解明や責任の所在を明らかにする、さらには納税者に対して謝罪をするといったようなことはないわけであります。
私が住んでいる北海道には、例えば苫小牧東部工業基地といったように、明らかに破綻をしてもなおかつ根本的な対策を打つことなく、いたずらに十年時間を経過して借金の債務ばかりが膨張していくというような公共政策の事例がございます。 こういう事例に対して、政策を立案、担当した人間は、きちんと実態の解明や責任の所在を明らかにする、さらには納税者に対して謝罪をするといったようなことはないわけであります。
この開発、ダムの問題にしても、いろいろ反論あるかもしれませんけれども、苫小牧東部工業基地構想、これは事実上もう破綻してますからね。だから、工業用水の必要性云々というのは、ここで議論すればもう時間もありませんから私はあえて言いませんけれども、そういった中で、とにかく先に開発ありきという、それがアイヌの聖地を奪い、そしてもう一つは貴重な野生動植物があそこにあるわけです。私も何度も行っております。
苫小牧では、北海道の立ちおくれた産業構造の高度化を目指し、国家的プロジェクトとして、苫小牧東部工業基地の大規模開発が行われております。
しかも、今もって苫小牧東部工業基地などは十分な活用がなされておらず、四全総においても具体的な記述が見られません。新たに策定される北海道総合開発計画は、どのような内容となるのか。また、具体的に事業をどう進めていくのか、お聞かせください。
また函館を例にとりますと、全体面積一万一千二百五十三ヘクタール、うち工業用地は五千六百五十六ヘクタール、大規模な苫小牧東部工業基地を建設していまだに約四千九百へクタールもの工業用地が未利用である、こういう苦い教訓を間近に見ていますから、工業団地等の基盤整備には大変慎重です。
次に、苫小牧東部工業基地の開発は、我が国産業の新たなる発展基盤をつくり出す国家的なプロジェクトとして苫小牧市東部に新港を建設いたし、背後に広がる勇払原野一万二千ヘクタールを工業用地として開発する事業とされているのであります。
それから第二案としまして、中ルートと呼ぶものでございますが、遠浅川から苫小牧東部工業基地の北西部を通りウトナイ沼の下流で勇払川へ合流する案。それから第三案、西ルートと呼んでおるようでございますが、御指摘の美々川の本流からウトナイ沼を通りまして安平川に抜ける案、これについて御説明をいたしたようでございます。
○大西政府委員 昨年十二月でございますが、私ども、通産省から御相談を受けまして、いろいろ相談をいたしておりましたけれども、苫小牧東部工業基地に石油備蓄基地を置く構想についてどんなものだろうというふうなことにつきまして、私どもと通産省の間で相談の結果、昨年十二月の初めでございますが、北海道知事に対しまして、通産省から石油備蓄構想を進めたいけれども協力願いたいという意味の正式の要請が出ております。
苫小牧東部工業基地につきましては、昭和四十五年に閣議決定を見ました第三期北海道総合開発計画でその具体化を図るというふうな位置づけをいたしたわけでございますが、その翌年の四十六年八月に北海道開発庁が北海道開発審議会の了承を得まして決めました基本計画案がございます。
すでに通産大臣は、ナショナルプロジェクトとして北海道の苫小牧東部工業基地にこの重質油の分解設備の建設に踏み切って、その具体的な調査に入った、こういう段階であるわけであります。
その後いろいろ通産省とお話し合いを進めておりますが、私どもの基本的態度といたしましては、苫小牧東部工業基地は、あくまでも工業基地として開発するということが前提でございますので、その工業基地を整備してまいります中で、石油備蓄の基地がどういうふうなことになるのかということが、まず第一点問題になるわけでありますけれども、土地利用の観点からいたしますと、五千数百ヘクタールという中でございますので、いま通産省
まだ成案を得ておりませんが、いま試案の段階で、いろいろ北海道開発審議会等で御検討をいただいておりますが、その中で、苫小牧東部工業基地につきまして、私どもとしましてはやはり基幹資源型工業の遠隔地立地ということは、国全体から見ても、または北海道総合開発を進める上からも非常に必要な施策であるというふうに考えまして、今後引き続き苫小牧東部工業基地の整備を進め、できるだけ早い時期に、予定いたしております企業の
七日は、苫小牧市役所に赴き、北海道及び苫小牧市当局から苫小牧東部工業基地開発計画に伴う環境保全問題について説明を聴取した後、船上から苫小牧西港の現況を調査し、さらに苫小牧東港建設現場に赴き、港湾建設の現況を調査いたしました。
第三期計画の主柱をなす苫小牧東部工業基地の開発は、国土利用の再編成とわ郷国経済の伸展に寄与する国家的プロジェクトとして昭和四十六年に開発基本計画が策定されたものであります。 開発計画の概要は、苫小牧市東部の勇払原野約一万ヘクタールを工業基地として開発し、臨海性の工業コンビナートと関連諸工業を配置するとともに、周辺地域をも含めた一大工業都市圏の建設をはかろうとするものであります。
それからもう一つ、港湾問題に関連して、これは徳永運輸大臣にかわられてからの新しいなまなましい問題ですが、四十八年の六月初めに、北海道庁や、それからこれは開発庁も一枚かんでおりますけれども、北海道の苫小牧東部工業基地の中核となるような港湾計画をまとめていろいろと申請を出しておるわけであります。
○林(義)委員 そうすると、その苫小牧東部工業基地開発という構想は五十三年までの構想であり、これに基づいて苫小牧港東港地区の港湾計画というものが運輸省におきまして本年の一月何日かに承認をされた、こういうことだと私は思いますけれども、いろいろと議事録を調べてみますと、港湾手続において法的に遺漏があったのではないかというような御質問もあるようであります。
○林(義)委員 私は、苫小牧の総合開発計画、いわゆる苫小牧東部工業基地開発の問題につきまして、質疑を行ないたいと思います。 実は、この問題は国会におきましても、衆議院でも昨年の十二月十六日に連合審査委員会で質疑が行なわれました。本年の二月二十三日に予算委員会でも質疑が行なわれておりましたし、当環境委員会におきましても三月八日に質疑がなされております。
こうなりますと、これは苫小牧東部工業基地開発ですけれども、列島改造に基づく経済の高度成長政策、そのためのいま行き詰まった状態にある土地関係を政府なりに改善しようとしているという、政府の考えている土地開発事業、あるいはネットワークを設定するとかというような問題、いわゆる列島改造、あるいは経済の高度成長政策と結びついた列島改造、これの下請的な仕事をする、そのことのために、将来、その役割を果たさせるということをお
それを、人為的に積極的にこの苫小牧東部工業基地をまた進めようとすることに対して、西ドイツの大使がこのように言っていることを参考に申し上げておきたい、こういうふうに思うわけです。 予定の時間も来たようでありますから、これを最後に長官に申し上げて、ほんとうに、あなたにこのことばを生かすようにしてもらいたい、このことを要請して私の質問を終わるわけであります。
この百条調査委員会、正式には苫小牧東部工業基地土地取得に関する調査特別委員会が三月十六日に設けられた。この詳細なことはかなり正確に六月四日の朝日新聞に出ている。「百条委疑惑の核心に」と書かれておる。ここでは驚くことに、幾つかの疑惑が出されておるけれども、道自体が農地法に違反した買収をやっている。それを発見したのが、農地課かどこかの職員が行ってみたら、もう土地が買収され、買ったのは道だという。
九月にこの北海道農業会議が発表した実態調査でも、苫小牧東部工業基地の周辺の農地、胆振、後志、渡島、桧山、十勝、釧路などを中心に、すでに十万ヘクタールが農外資本の手に渡っています。クマの出る山の上が別荘地というようなことで買い占められている。週刊誌に一ぱい書いてある。新聞に広告も出ているでしょう。つまり、売れる可能性も何もないところでも、とにかく買っておきさえすれば何とかなるという、それなんですよ。