1950-04-08 第7回国会 参議院 地方行政委員会 第28号
○法制局長(奧野健一君) その点は実は非常にむずかしいのでございまして、まあ戦災都市じやないから当然適用がない、無用のことを規定したのじやないかという議論も一応考えられますけれども、苟くも法律を以て特別都市計画法の適用があるものとするとやつてしまつた以上は、その法律で、戦災都市でなくても、特別都市計画法が適用されるということになると考えます。
○法制局長(奧野健一君) その点は実は非常にむずかしいのでございまして、まあ戦災都市じやないから当然適用がない、無用のことを規定したのじやないかという議論も一応考えられますけれども、苟くも法律を以て特別都市計画法の適用があるものとするとやつてしまつた以上は、その法律で、戦災都市でなくても、特別都市計画法が適用されるということになると考えます。
言い換えれば現行法におきましては、株主総会は会社の企業に関しまして、全面的な支配権と申しまするか、苟くも法律、法令に違反しない限り如何なる事項につきましても株主総会は取締役を支配できる、指揮できるということが現行法の建前でありまするが、株主総会というものの実体から考えまして、果たしてさような経営上に大きな権限を持たせることが適当かどうかということは、大いに検討されなければならんと考える次第であります
少年審判所を直ちに家事審判所と統合いたしまして、果して来年一月一日から十分完備された家庭裁判所ができるかどうかという問題は、誠に困難な問題であろうと想像いたすのでございますが、家庭裁判所を設けますことは、少くとも現状を更に一歩理想に向つて前進いたすことでございますし、事実家庭裁判所を作つてしまいますと、相当困難を冒しつつも、やはり理想に向つて進み得るのではないかと考えますので、政府といたしましては、苟くも法律
この改正案について弁護士会等におきまして、場合によりましては書面審理で控訴棄却をしてしまうのではないかという非難があることを耳にいたすのでありますが、苟くも法律が予定いたしまするところの控訴趣意書を提出いたしまするならば、必ず控訴裁判所は口頭弁論を開かなければならないという建前になつておりまするので、書面審理という非難は当らないと考えております。
而してかように不當又は不必要な上訴の防止を圖ります半面、最高裁判所を違憲の判斷に關する終審裁判所とする日本國憲法第八十一條の精神に鑑みまして、苟くも法律、命令、規則又は處分の立憲性が爭われる場合には、たとえそれが簡易裁判所の事件でありましても、又不服申立の方法のない決定、命令でありましても、常にその點につき最高裁判所の判斷を受け得ることといたしました。
○鬼丸義齊君 學問上の用語は別といたしまして、苟くも法律に規定いたしまして、その法律が適用されまする場合に、相手方の承諾を得るにあらざれば臨檢ができないということになりますれば、法律を規定いたしましてもいたさなくても同じ結果になるかと思います。
しかしながら苟くも法律を廢止するということを政令で決めるというのは穩かでないということで、これは法律を以てするのが當然であるということになつたのであります。只今申上げたような法律を廢止するのに政令を以て日附を定めるということは穩當を缺くと認められましたので、さような趣旨において改正をいたすということに相成つたわけであります。
併しながら行政府がなそうとするところのことが、苟くも法律案として立法府に出された以上は、立法府の建前でこれを審議しなくちやならん、こう思われます。これはまあ相互に分つておることであろうと思うのであります。そこで私共は勞働省設置法案が、從來の官廳の設置案と違つて、全部が明細に法律條項として出されたというようなことにつきましては、實は多大な満足を持つておる者であります。