1965-12-22 第51回国会 衆議院 予算委員会 第2号
私は、一人一区の小選挙区制になれば、大局を論ずる政治家よりも、地方利益をえさに、また俗に言う葬式花輪議員とか、あるいは御祝儀ばらまき議員とか、政治家より政治屋のやからが輩出する悪弊が高まるというふうに考えております。総理は、一体どういうようにお考えになりますか。
私は、一人一区の小選挙区制になれば、大局を論ずる政治家よりも、地方利益をえさに、また俗に言う葬式花輪議員とか、あるいは御祝儀ばらまき議員とか、政治家より政治屋のやからが輩出する悪弊が高まるというふうに考えております。総理は、一体どういうようにお考えになりますか。
○受田委員 議員の中にも花輪議員というのもおりますし、いろいろ派手な贈与をされる方もおられるやに漏れ承っておるのでございますけれども、今、陛下の祭祀料を伺って、最低二千円という。天皇陛下の祭祀料と書いてあるから、中に相当あるだろうと思ったら、二千円だった。
次に選挙運動が激しくなるということは、これは牧野法務大臣がかつて朝日新聞紙上に社会党の人と二人対立した意見を述べておられました中にも、買収が非常にふえるだろう、それから小選挙区になるので花輪議員や香典議員がふえるだろうということを言っておられますが、そういうことは十分起るだろうと思われます。
先ほどのお話では、小選挙区になると花輪議員だとか、まあ香典議員だとかいろいろな地方勢力がふえてと、(「その通り」と呼ぶ者あり)従って何ですな、婦人がなかなか出られぬと、目下婦人は政治訓練中であるというような御意見でありましたが、これは私はですね、そういうことはないと、りっぱな御婦人であれば幾らでも私はお出まし願えると思う。
選挙区が狭くなると買収がしやすくなる、買収が盛んに行われるようになる、ふだん花輪や香典を盛んに贈るようになって、花輪議員、香典議員ができる、そうして、そのあとに、しかし、そういうことは、四、五回も選挙をやれば選挙民が自覚してやがて解決される、こういうのんきなことをいっておる。
今の日本の状況で小選挙区制をやれば、町会へ来るよりも、地方の選挙区回りをやって、香典や花輪を持って行ったり、酒を届けたりする香典議員、花輪議員が出る、それに対してはどうしても連座制を思い切って強化しなければいけない、こういうことを書いておる同じ内閣の閣僚がある。ところが、今度の政府の案には、さっき私が言いましたように、答申案とぴったりしておるのは、四百九十七名にするというこの数の点だけです。