1971-10-05 第66回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第2号
上川、十勝、留萌、空知支庁管内の作況は、それぞれ四七%、二七%、四四%、六〇%という状況でありますが、減数分裂期における異常低温による花粉形成の障害、八月中旬の低温に起因する開花の不調などにより、稔実粒が極端に少ないという、障害型冷害の様相を呈している地域が多いのが特徴であります。
上川、十勝、留萌、空知支庁管内の作況は、それぞれ四七%、二七%、四四%、六〇%という状況でありますが、減数分裂期における異常低温による花粉形成の障害、八月中旬の低温に起因する開花の不調などにより、稔実粒が極端に少ないという、障害型冷害の様相を呈している地域が多いのが特徴であります。
まず水稲につきましては、七月の中下旬の最低気温は十度を下回るような異常低温、それからその時期に、あわせて日照不足というようなことによりまして、しかも稲の生育にとって一番大事な花粉母細胞の減数分裂の時期にあたりまして、そのため花粉形成に障害を受けて、著しく不稔もみを発生いたしております。