2000-11-07 第150回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第8号
芦田首相が起訴されましたが、職務権限なしということで無罪になった、その反省の上につくられた。しかし、あのときあっせん収賄罪がつくられたのだが、請託が入ったということ、被あっせん公務員については不正な行為だけに絞られてしまったということ、そして、きょう板倉先生からも御指摘がありましたが、第三者供賄罪が外れてしまった、この三つの点でほとんど使えなかった。
芦田首相が起訴されましたが、職務権限なしということで無罪になった、その反省の上につくられた。しかし、あのときあっせん収賄罪がつくられたのだが、請託が入ったということ、被あっせん公務員については不正な行為だけに絞られてしまったということ、そして、きょう板倉先生からも御指摘がありましたが、第三者供賄罪が外れてしまった、この三つの点でほとんど使えなかった。
さて、通産大臣の中尾先生におかれましては、かつて芦田首相に大変熱血的な手紙を送って、それが政界入りのきっかけになったということでございます。
そこで、実は非常にこの点について興味がありますのは、 当時の連合軍総司令部は、このような状態を改善するため、マッカーサー元帥から芦田首相あて昭和二十三年七月二十二日書簡を発し、「能率増進のために」逓信省を再編成し、内閣に二つの機関を設置することを促し、引き続いて同年九月には総司令部覚書が発せられ、逓信省を廃止し新たに電気通信省と郵政省を設置すべきことが勧告された。
しかしてその意義を明確にし、またその目的を達成するためには、裁判官の報酬はその裏づけとして一般行政官に対しては優位な地位にこれを置かなければならないということが問題とされ、これはたしか第三国会の際に、当委員会においても、私の質問に対して当時の芦田首相は、それを全面的に承認された次第であります。
この点では、片山首相も、芦田首相も、吉田首相と同様の責任を負わなければならないのであります。(拍手) そこで、円の切下げについて、吉田首相は、円を切下げることは、すでに三百円あるいは三百三十円という意見があつたが、特に三百六十円まで、あらかじめ下げておいたから、この際下げる必要はないと言つた。この後で、こういうことを言つております。
なおこの際附言して申しておきたいことは、昨年八月民主党首班、民主党、社会党、國協党連立内閣当時、有力筋よりありました指令と、芦田首相談という出所不明の夢物語のようなものを持出して、当局にその答弁を迫つて、夢論議をここに展開しました。これによつてこの法案を二、三にしようというがごときことに対しては、断じて組みすることができないところであります。
○梨木委員 昨年七月の國家公務員法の改正の場合におきましては、マツカーサー元帥から当時の芦田首相に対して、國家公務員法改正に関する書簡が出ておるわけであります。これはいろいろと論議があつたわけでありますが、その後におけるところの八月の対日理事会におきましても、あの書簡は指令というよりも、むしろ日本政府があの要求を独自に措置し得る勧告であつたということが明確になつたのであります。
(拍手)そこで私は、あの芦田首相あたりが、天下にあれだけ影響を與えたことは、もちろんその地位によりますけれども、現職議員として、この席上で論議せられた、これが非常な影響があると思う。
(拍手)即ち片山内閣は、施策の効果は属して國民道義の高揚によると言い、後継内閣芦田首相又、國民道義心の発揚を國民に強要しながら、相次ぐ疑獄事件を作りつつあつた事実が今日明らかとなつておるのであります。財界人の贈賄、官界人の汚職、政界人の腐敗、果ては前総理大臣芦田氏に対し逮捕令状が発せられるがごとき前代未聞の不祥事を惹起し、國民は唖然として言うところを知らず、茫然自失という態であります。
これに対し、当時の芦田首相以下関係各大臣は、政府は決議の趣旨をよく了承し、あらゆる努力を傾けて輸送力の増強に邁進する旨の答弁があつたのであります。運輸委員会におきましては、引続き政府の施策とその実績を注意し、第三國会の開会と同時に政府に対し輸送力の増強に関する詳細な報告、説明を要求し、実績の調査を進めると同時に、当局を鞭撻しつつあるのであります。
本年二月、芦田首相の選挙に際し、國内では憲政常道論が盛んに唱えられ、政権たらいまわしとか、政権やみ取引とかの非難が行われたのでありましたが、これに関連して、総司令部民政局のソープ代将が、二月二十四日、内外記者團との会談において次のごとく述べたことは、首相も御記憶になつておることと存じます。
併しながら芦田首相は、英米を民主國家であると、これは私も認めることは吝かではありません。併し、日本は民主國家であると共に平和國家であらねばならんということを忘れておるのであります。平和國家である以上、政治はガラス張りでなければならず、その上に何党を排除するなどということは考えてはならない筈であります。
九月十日報道のワシントンUPによれば、米國関係官は、マツカーサー元帥は占領目的に障害を與える罷業に対しては、極東委員会指令に基きこれを禁止することができる、技術的に見てマツカーサー元帥は現実に罷業禁止の指令を出したわけでなく、ただ芦田首相あて書簡で勧告を行つたにすぎないと、明らかに書簡は勧告であると言明しておる。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)本日の私の質問は、又その点、別な意味から質問をいたしたいと思うのでありまするが、先ず質問の第一といたしまして、前内閣がこの公務員法改正に至るまでの関の緊急措置といたしまして、去る七月二十二日に連合軍最高司令官より芦田首相に寄せられました書簡を命令なりとして、書簡の内容に含まれる精神を尊重するという理由の下に、ポツ勅第五百四十二号に基いて政令二百一号を発令したのであります。
詳細のことは、議事部長から申上げさせますが、この前実は芦田首相の指名の際に、一應指名が済みまして、それから議場に御異議の有無を求めましたら、異議がありという声が出まして少しごたごたしました。それにつきましては異議ありを言わなかつた方がよかつた。あれは確認行爲だから一遍指名して済んだらやるべきじやなかつた。
第二に知事会議において芦田首相が追加予算を出すと言つているが、いくらくらいであるか。第三に、継ぎ資金は第三國会の前に出すのかどうか。以上三点について、大臣の簡明な御答弁をお願いしたい。
○梅林證人 現芦田首相が多分当時何か演説の会に來られたので、その帰途か何かでなかつたかとも思います。私が首相にお目にかかつた時期でございますが——そうして栗栖藏相には当時の宿舎で会つたと思います。
○梅林證人 私は芦田首相にお願いしたというこの事実を知らなかつたのであります。私はずつと大分におりましたのでわかりません。
過日の本会議におきまする緊急質問に対してもお答え申し上げました通り、熱意をもつてその筋へも懇請し、さらに私は芦田首相に進言しまして、首相をして直接にその筋にもこれらのことを陳情せしめる等、百万手段を盡しておるのでございます。
(拍手)(「その通り」と呼ぶ者あり)もとより芦田首相が参議院に対して好意的以上に好感を持たれないということは、或いはその成立当時の事情によつても止むを得ないかも知れません、即ち参議院におきましては多数を以て、総理大臣の指名に吉田茂氏を挙げたのであります。衆議院の多数によつて、遂に内閣の首班として芦田首相が就任いたしたのであります。
これは決して芦田首相が洋服屋のマネキンじやなくて、官僚支配のマネキンじやないか。こういうことになるのであります。こういう関係に私はなると思います。これは重大なる問題であると思うのであります。
私は芦田首相以下関係閣僚の良識と政治的良心に訴え、ここに問題解決に対する方策と誠意を示して頂きたいのであります。 以上の諾点につき、総体的には芦田首相、永江農相、財政的立場からは北村藏相、統制経済の合理的調整、いわば経済安定の立場からは栗栖安定長官の御答弁を求める次第であります。(拍手) 〔國務大臣永江一夫君登壇、拍手〕
○石坂豊一君 諸君、私は民主自由党を代表いたしまして主本院の性格に関して、芦田首相に問わざるを得ないのであります。昨日重ねて同僚左藤義詮君より予算委員会において質疑を行われたことについて、只今速記も拝見をいたして來ました。これにつきましても、私はどうしても重ねて首相の明答を煩わさなくてはならないのであります。 私の質問に対して答えられた芦田首相の弁論中に、かように述べられておるのであります。
(「元氣でやれ」と呼ぶ者あり)芦田首相の御答弁は、昨日の答弁を繰返されておるのであります。我々を納得せしむべき何物をも見出すことができなかつたのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)若し芦田首相の見解の通りとすれば、即ち日本の憲法は二院制度であつて、その実一院制度と同様のことになるのであります。(「そうでない」と呼ぶ者あり)断じてこの見解は許すべからざるものであります。