1966-03-24 第51回国会 参議院 運輸委員会 第14号
○政府委員(岡田京四郎君) まず、臨検を受けました漁船第五三海洋丸が、レーダーによって、韓国の警備艇の艇員に対して、いまの位置がここであるということを示しておりますが、それに対しては一応そのことが了解されたというふうに漁船のほうは承知していたわけであります。
○政府委員(岡田京四郎君) まず、臨検を受けました漁船第五三海洋丸が、レーダーによって、韓国の警備艇の艇員に対して、いまの位置がここであるということを示しておりますが、それに対しては一応そのことが了解されたというふうに漁船のほうは承知していたわけであります。
この交渉がまとまらぬまま、午後九時十分に至り、一〇六号艇の申し入れにより、第五十三海洋丸に移乗しておりました一〇六号艇の艇員二名と、一方、一〇六号艇に移乗しておりました第五十三海洋丸の船長を、それぞれ自船に帰すことになり、荒天のため飛揚島の島影に移動いたしました。
しかるに、十五日午前一時四十分、突然一〇六号艇が第五十三海洋丸に強行接触をいたしまして、武装した警備艇員二名が乗り込み、先に乗り移っておった同艇員二名とともに、威嚇射撃を行ない、また銃じりにてわがほうの乗り組み員を殴打するというふうな行動に出まして、実力行使によって第五十三海洋丸を済州港方面に連行をいたしました。
○政府委員(丹羽雅次郎君) ごもっともなお話でございまして、海上保安庁からの連絡によれば、こちらのレーダーの確認と、向こうの艇員にも確認させたということがあるのです。ただ氏名不詳というような問題がございまして、それから一つは、船長が向こうへ連れていかれまして、船長についての調査を向こうがやっておるわけであります。海上保安庁といたしましては、あの地域は特定の地域でございますから、常時。
しかるに十五日午前一時四十分、突然一〇六号艇が第五十三海洋丸に強行接舷し、武装した警備艇員二名が乗り込み、先に移乗していた艇員二名とともに威嚇射撃を行ない、また、銃じりにてわがほう乗り組み員を殴打する等の行動に出て、実力行使により第五十三海洋丸を済州島方面に連行、「せんだい」はこれを追尾し、同艇に対し、抗議と釈放要求を繰り返したのであるが、第五十三海洋丸はそのまま連行された、こういうことでございます
その後、韓国警備艇の艇員による発砲、殴打の後、第五三海洋丸を連行したことにもかんがみ、十五日午前、あらためてアジア局長から金大使に電話をもって、今回の事件を遺憾とし、船体及び乗り組み員の早期釈放を申し入れるとともに、安公使を招致いたしまして、事実関係を説明し、かたがた、わがほうの立場を詳細にわたって申し入れ、韓国政府の善処方を強く要求した次第であります。
この交渉がまとまらぬまま、二十一時十分に至り、一〇六号艇の申し入れにより、第五三海洋丸に移乗していた一〇六号艇の艇員二名と、一〇六号艇に移乗していた第五三海洋丸の船長をそれぞれ白船に帰すこととなり、荒天のため飛楊島の島陰に移動いたしました。
−その後天候が悪化してまいりましたために、関係の船舶は済州島の西側の島陰に移動した後、十五日午前一時四十分ごろ、突然一〇六号艇が第五十三海洋丸に強行接舷をいたしまして、武装した警備艇員二名が乗り込み、すでに移乗をしていた二名の警備艇員とともに威嚇射撃を行ない、また銃じりでわがほうの乗り組み員を殴打する等の乱暴を行なった。
それを引っぱって向こうの警備艇が持っていく途中、わが方の船員は全部七人向こうの警備艇に乗りかえさして、向こうの警備艇員がわが方の曳航されておる船に四人乗っておったのです。それが途中で沈んでしまったものですから、海中にほうり出された。ところが向こうに三人警備艇に戻ったが、一人わが方の海上保安庁の船に救助された。
左舷側にぶつかる大きな衝撃を感じ、間もなくブリッジ内より銃声三、三発と同時にガラスの割れる音が聞え、四時十五分ごろ停船、警備艇に横づけされ、艇員多数乗船し来る。私たちは恐怖と緊張でふるえながら、命令によりデッキに集合、この際各自室より出てくる私たち船員に対し、なぜ貴様らは逃げたかといって、顔面をなぐられ、足げにされ、この際耳鼓膜裂傷された人もありました。