1997-03-17 第140回国会 参議院 運輸委員会 第5号
最終的には、答申の中身によれば、今の船腹調整規定は確かに事業者の安定とか安定輸送には尽くしてきた、そして日本の経済を支えてきた、それはだれも否定をされておりません。ただ、世の中が大変変わってきていることも事実である。
最終的には、答申の中身によれば、今の船腹調整規定は確かに事業者の安定とか安定輸送には尽くしてきた、そして日本の経済を支えてきた、それはだれも否定をされておりません。ただ、世の中が大変変わってきていることも事実である。
三十年前でございまして、いろいろな中小企業者が大変乱立していたということでございまして、そういう経緯でできたわけでございますが、確かにこの船腹調整規定いわゆるカルテルでございますが、これを外せばそういう参入が外からなるわけでございますから、そういう御指摘のような傾向があるんだろうと思います。
そういった中で違法プッシャーバージの問題が出てまいりまして、内航海運業法または船腹調整規定違反のプッシャーバージということになるわけでございますが、実はこの違反のプッシャーバージを運航している人の大部分が内航海運業者でございます。いわば内航海運業界における大きな問題でもございますので、実は、昨年来内航海運組合総連合会におきましてこの問題をどういうふうに解決するか熱心に取り組んできております。
さらには、今後エネルギーの輸送の問題で内航海運による二次輸送というようなものを頻繁に行わなければならぬだろうけれども、現在内航海運業の安定というような問題から、スクラップ・アンド・ビルドでスクラップをもって当てなければ新船をつくれないというような船腹調整規定がございますが、このような問題も時代に即応して見直す必要があるのではないかというような、その他幾つかの指摘がなされているわけでございますが、こういうような
それから係船につきましては、船腹調整規定が日本内航海運組合総連合会から運輸大臣に出されまして、それを三月七日に大臣の認可を受けて、そして三月十四日から四月十五日の間に係船が開始されました。現在の係船量は二万五千五百トンということでございまして、これも当初の計画は九万総トンの予定でございました。それが二万五千五百重量トンというところまでしぼんでしまったのでございます。