1991-03-07 第120回国会 参議院 文教委員会 第3号
と同時に、ヨーロッパ、アメリカの文明が日本の伝統的な文明よりもすぐれているという、こういう舶来崇拝といいますような考えも牢固とした流れが続いているわけであります。あるいはキリスト教的思想を基盤としたいわば唯心的文明に対するアンチテーゼとしての社会主義的唯物論的な文明観が、特に第二次世界大戦後の我が国の歴史の舞台で重要な役割を演じてきたというのも事実であると思うのであります。
と同時に、ヨーロッパ、アメリカの文明が日本の伝統的な文明よりもすぐれているという、こういう舶来崇拝といいますような考えも牢固とした流れが続いているわけであります。あるいはキリスト教的思想を基盤としたいわば唯心的文明に対するアンチテーゼとしての社会主義的唯物論的な文明観が、特に第二次世界大戦後の我が国の歴史の舞台で重要な役割を演じてきたというのも事実であると思うのであります。
輸入関連業者、総合商社は、総理の話を歓迎しつつも、かつての日本人が持っていた舶来崇拝がすっかりさめてしまっている現状において通用するのか疑問視しております。 外国企業の製品の品質向上と、適正な安い価格が実現されなければ、製品輸入の拡大は容易に進めることができないのではないか。また、そうだとすれば、品質の向上について、我が国としてどのように要求し、実現を図ることができるのかと考えざるを得ません。
これは馬も共通でございますが、横文字のついた種畜をとうとぶという、どうもそういう癖と申しますか、私は一般にそういう、日本の家畜人の中にどうも外国種のものをといいますか、舶来崇拝というような感がどうもある。その点についてわれわれの努力の足りない点もあるかと思っているのでありますけれども、そういう点については牧場を中心にしてひとつこれ考え直していかなければならないと思っております。
これは残念ながら従来のいろいろ歴史的な推移もございますが、まだ日本の中に明治以来の舶来崇拝というのが残存しておるなごりかと存じます。
逆に言えば、いわゆる舶来崇拝というものがどこかこの間にひそんでおるのではなかろうか。この点についてあなたはどういうふうにお考えになりますか。
世界各国で百何十カ所も日本品を買いたいという認識が高まっておりますが、国内では舶来崇拝の国民思想に災いせられまして、これがなかなか売れない。外国に売れて、国内はまだ外国品を輸入しておる。お互いの国が製品を交換しておるという現象を呈しておりますが、こういう特殊のものに対しましては相当の配慮をしていただく必要があるのではないかと存じます。