1990-06-21 第118回国会 参議院 外務委員会 第9号
それで、私どももちろん航空輸送というものが考え方の上では基本であろうということは思っておりまして、航空輸送容器の開発というものは依然努力を続けていくわけでございます。
それで、私どももちろん航空輸送というものが考え方の上では基本であろうということは思っておりまして、航空輸送容器の開発というものは依然努力を続けていくわけでございます。
ただいま先生御指摘のように、当初航空輸送が予定されていたのが途中から海上輸送に変わった理由でございますけれども、日米協定の実施取り決め、これが署名されました後に、米国におきまして航空輸送容器の開発について、いわゆるマコウスキー修正条項というのが一九八七年の十二月に法律として制定されまして、このマコウスキー修正条項というのが極めて厳しい基準をプルトニウムの航空輸送に使われる容器の開発に課されたということでございまして
若干の経緯を説明しておりますが、「今後とも、動燃において航空輸送容器の開発を進めていくものとするが、一九八七年十二月に米国議会で成立したいわゆる「マコウスキー修正条項」を新たに満足する必要が生じたことなどから、その開発にはなお相当の期間を要する見込であり、一九九二年までに実用化することは、不可能と判断される。このため、当面の返還輸送は、海上輸送により行うものとする。」
したがいまして航空輸送容器の開発に取り組んできたわけでございますけれども、九二年という時点を前提にいたしますと、アメリカの非常に厳しい安全基準でございますマコウスキー修正条項等、新たに対応しなければならないわけでありますので、それまでに実用化することは不可能と判断せざるを得ない、これが第二点でございます。
そういうものの輸送ですから、我々がこれを慎重の上にも慎重を期さなくちゃならないということになるわけですが、私は、ある本を読んでみましたら、「安全なプルトニウムの航空輸送容器が完成しても、それですべての問題が解決したことにはならない。我が国の民間空港は、原則として高濃縮ウランや、プルトニウムのような危険物を積んだ飛行機の灘発着を受け入れないからである。」、こういうことが書いてありました。
○説明員(結城章夫君) プルトニウムの輸送容器につきましては、やはり同じく動力炉・核燃料開発事業団におきまして、現在世界で最も厳しい基準でございますアメリカの原子力規制委員会のプルトニウム航空輸送容器の基準、ニューレグ〇三六〇というものでございますが、これを満足することを目標に開発を進めております。
○説明員(結城章夫君) プルトニウムの航空輸送容器につきましては動力炉・核燃料開発事業団で開発を進めておるところでございます。これまでの研究開発の結果から見まして、万一の航空機事故等においてもプルトニウムの収納健全性が維持され、環境安全を確保し得るような輸送容器の開発の見通しが得られたと考えております。
その結果、技術的には世界で一番厳しいアメリカの航空輸送容器の基準をクリアできるという大体の見通しを得たところでございます。
プルトニウムの航空輸送容器の安全性についてでございますが、万が一の航空機事故が発生した際でも、安全を確保し得るような輸送容器の開発の見通しが得られたところでございます。 いずれにいたしましても、我が国及び関係国の法令に従い、安全の碓保に万全を期してまいる所存であります。
プルトニウム航空輸送容器の試験データの公表でございますけれども、現在、開発を進めておりまして、その開発ができ上がった段階におきまして、その安全性について国民の御理解を得るため、試験の内容、結果等を取りまとめ、適切な時期に公開していく所存でございます。
原子力安全委員会でございますが、先ほどお答えしました昭和五十九年の船舶による輸送の際の状況等から見まして、その後は航空機もプルトニウムの有力な輸送手段の一つとして関心が高まるであろうという判断に立ちまして、原子力安全委員会の責務であります原子力安全の確保という観点から、プルトニウムの航空輸送容器の安全基準の策定等を含めましてこうしたプルトニウム航空輸送ということについての調査検討を進めてまいっております
○結城説明員 このプルトニウム航空輸送容器につきましては、現在動力炉・核燃料開発事業団で開発を進めておるところでございます。 まだ開発途中でございまして、この容器の開発が完了した段階でその安全性については国民の皆様の御理解を得る必要がございます。そのために、安全性を実証するために行った試験の内容、試験の結果等は取りまとめて公開していきたいと考えております。
○結城説明員 今先生御指摘のとおり、アメリカにおきましてはプルトニウム航空輸送容器の落下試験といったものを求める、いわゆるマコウスキー修正条項と呼ばれておるものでございますが、これが昨年の十二月二十二日に成立したと聞いております。
でございますが、原子力安全委員会といたしましては、先ほどからずっと話が出ておりますが、昭和五十九年の時点でございますけれども、晴新丸によるプルトニウム船舶輸送の際に見られましたさまざまな動き、こういうことから今後は航空機によるプルトニウムの輸送ということが一つの有力なものとなっていくであろうというふうな判断に立ちまして、原子力安全委員会の責務であります原子力の安全確保という観点から、プルトニウム航空輸送容器
この内容でございますけれども、このマコウスキー修正条項は、プルトニウムの航空輸送容器の安全性確保のために、現在のアメリカのプルトニウム容器の基準NUREGO三六〇に追加しまして二つの試験を求めておるわけでございます。 まず第一は、実スケールの輸送物の最高巡航高度からの落下試験でございます。 二番目が実スケールの輸送物を積載した貨物機の墜落試験でございます。
○結城説明員 我が国におきまして、動力炉・核燃料開発事業団がアメリカの原子力規制委員会、NRCでございますが、ここのNUREGO三六〇と申しております基準を満足することを目標に、米国に既に幾つかこういうプルトニウム航空輸送容器もございますので、そういう設計も参考にしながら、昭和五十九年度から我が国に適したプルトニウムの航空輸送容器の開発を進めておるところでございます。
○説明員(結城章夫君) 先生御指摘のとおり、動燃事業団がアメリカのサンディア国立研究所においてプルトニウムの航空輸送容器の開発を進めております。
○松井政府委員 この日米新原子力協定が国会で御承認が得られましたらば、それに従いまして実施主体が、現在動燃事業団が航空輸送容器の開発を進めていると申し上げましたけれども、そういったいろいろな準備を進めているわけでございます。したがって、実施主体がまずどういう方法にするのがいいか、それは日本だけで決められるわけでございませんで、当然関係諸国との協議も必要でございます。
それで、まずプルトニウムの輸送の方の問題でございますけれども、これにつきましてはマコウスキーという共和党のアラスカ州選出の議員の方からいろいろと話があるわけでございまして、この方の提案によりまして、プルトニウムの航空輸送容器の安全性確認のために、現在アメリカの政府、これは具体的にはNRCがつくっている安全規制基準でNUREG〇三六〇というものでございますが、その基準にさらに追加して、最高巡航高度から
まず一つは、米国の既存のプルトニウムの航空輸送容器がございます。これはPAT1、PAT2という二つあるわけでございまして、そういった設計なども参考にいたしまして、昭和五十九年から我が国に適したプルトニウムの航空輸送容器の開発ということを行っておるわけでございます。
○政府委員(松井隆君) プルトニウム航空輸送容器の安全性と申しますか、そういうものにつきまして、昨年の十二月二十二日にマコウスキーというアメリカの上院議員が提出いたしまして、その法案が十二月二十二日に可決成立してございます。
ただいままでの検討状況といたしましては、昨年九月に放射性物質安全輸送専門部会の下に新型輸送分科会という分科会を設けまして、プルトニウム航空輸送容器の安全評価基準について種々検討されているところでございます。