1987-12-08 第111回国会 参議院 内閣委員会 第1号
水上艦艇等は相手の航空優勢下では活動できませんので、これに依存することが極めて大であります。仮に支援戦闘能力というものがありませんとしますと、相手方は何も稚内とかそういうところだけに来るわけではなくて、新潟であろうが鯵ケ沢であろうが山陰沖であろうが、どこにでも来れるわけであります。
水上艦艇等は相手の航空優勢下では活動できませんので、これに依存することが極めて大であります。仮に支援戦闘能力というものがありませんとしますと、相手方は何も稚内とかそういうところだけに来るわけではなくて、新潟であろうが鯵ケ沢であろうが山陰沖であろうが、どこにでも来れるわけであります。
えば千海里シーレーンのような洋上かなり離れた地域に航行する船舶、これは船団を護衛した形の場合もあれば独航船で航行しておる場合もありますが、そういったものに対する航空攻撃があった場合にどういう状況になるかという一つの状況、 もう一つは、これまた先ほど申し上げたように、ある地域に敵が侵攻しておる、そこにどうしても作戦のための輸送なり避難民等を連れ帰るための輸送なりをしなければいけない、そこは相手方の航空優勢下
まず洋上防空体制研究会の方でございますが、これにつきましては、現在海上交通の安全確保という観点から洋上防空につきまして二つのケースに大きく分けて検討しているわけでございますが、一つは太平洋のような広い洋上におきます防空の問題をどうするのがよろしいかと、もう一つは、ある日本の本土に仮に着上陸されたというような場合に、その地域への我が方の輸送船団の護衛が万一そういう状態の場合には相手方の航空優勢下で行われることになるんだと
例えば相手方の航空優勢下で行わなくちゃならない輸送もあるだろうしということで、機能的にやや別種のものも持たなくちゃいけないということもありますので、これらは常に二本立てで考えざるを得ない。ただ、海上防衛力なり我が防衛力が果たすべき海上交通保護の中の量的な面で押さえれば、国民の生存を維持するための方がはるかに大きいだろうということは言えると思います。
もう一点は、先ほど鈴切先生にお答えしたと思いますが、例えばある地域に着上陸侵攻等がもう既に行われている、そういった地域に対して増援部隊を送ったり補給物資を送る、あるいは避難民の避難をするといったようなことについて海上輸送を使わざるを得ないといったとき、つまり敵方の航空優勢下にある地域での洋上防空、海上防空をどうするか、そういった二点を一応私どもの洋上防空を研究する際の対象として考えておるわけであります
一方、敵の航空優勢下における海上部隊の行動のための率としては、現在もある程度整備をいたしておりますけれども、艦艇等のミサイルなりその他の防空兵器体系について、どういう近代化が可能かどうかといったようなことを研究いたしたいというふうに考えております。
そういった手薄な地域に、例えば本土の方から増援部隊なり物資を補給する、あるいは北海道におられる住民の方を避難させる、そういったことで、どうしても大量輸送というものは船舶を用いざるを得ないわけですが、船舶を用いてそういった海上輸送をする、そして敵の航空優勢下に入っていかなくちゃいけない、そういったことも考慮しなくちゃいけない。
○政府委員(西廣整輝君) OTHレーダーあるいはエイジス艦、いずれも具体的な装備について優先順位が高いということではございませんで、遠く離れた洋上における防空をどうするかという、システムをどうするか、さらには相手方の航空優勢下における海上部隊あるいはそういったものの防空システムをどうするか、システムの研究がまず先であろうというふうに考えておるわけではございます。
ただ、私どもが今回洋上防空について改めて検討しようというのは、今までは洋上防空の主体は、例えば北海道なら北海道に陸の増援部隊を送る、そういった内航護衛等をやる場合に相手方の航空優勢下で行動することがあるかもしれない、そういう場合の防空、これも洋上防空でございますが、そういうものを中心に考えておったのが、非常に足の長いあるいはスピードのある航空機が出現してきて、かなり本土から離れた洋上でもそういう航空機
さらに、ミサイル対策としましては、先ほど先生も御指摘になりましたAEGIS艦、そういったものも現在対ミサイル能力の高い艦艇としてございますけれども、そういったものも含めて今後の洋上防空あるいは敵の航空優勢下に入っていく艦艇の対ミサイル能力をどう付与していくかという点を検討いたしたいということで考えております。
反面、今度は攻撃的な母艦でありますと、まず相手国の航空優勢下に入る可能性があるわけでありますから、防空任務ということが非常に重要になってまいります。そういうことで、対潜の場合でありますと、相手国の領土から離れた外洋に出かける、そういう意味での防空の面は、あったほうがもちろん望ましいわけでありますが、弱くなるけれども、攻撃型の空母の場合にはその面を強くしなければいけない。