1993-03-05 第126回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
お話と多少共通がございますけれども、年収の内訳を見ましても、洋楽では舞台のコンサート、教授活動からの収入が多いが、他の分野の邦楽では教授活動とその他の事業収入、演芸では舞台活動とイベントといったものが主たる収入となっているといったように、収入源の違いもございます。 いすれにいたしましても、個々の芸術家にとってそれぞれ違った実態になっていて、平均から学ぶことはなかなか難しいわけでございます。
お話と多少共通がございますけれども、年収の内訳を見ましても、洋楽では舞台のコンサート、教授活動からの収入が多いが、他の分野の邦楽では教授活動とその他の事業収入、演芸では舞台活動とイベントといったものが主たる収入となっているといったように、収入源の違いもございます。 いすれにいたしましても、個々の芸術家にとってそれぞれ違った実態になっていて、平均から学ぶことはなかなか難しいわけでございます。
というのは、例えば邦楽でも洋楽でも、我々のような出演活動、舞台活動というようなことじゃなくて、教授業で収入を得ている方というのはかなり多い。
このため、ある程度の助成措置があるとはいいましても、民間経営に頼っていては技芸員の待遇も不安定であり、舞台活動や将来の見通しにも絶えず不安がつきまとっております。したがって後継者の確保、養成もままならない。そういうような状況から、文楽そのものの存続も楽観を許さないというおそればあります。