1985-04-02 第102回国会 参議院 法務委員会 第5号
その定員が収容定員として大体決まりますれば、おのずから配置職員数がはじけますので、その収容定員プラス職員数、これの執務室その他舎房等を含めた全体計画を立てます。次に、その建てます地域でありまする現在地なら現在地改築の場合で申しますると、それに必要な建物面積がその所在地でとれるかどうか、次にその検討をいたします。
その定員が収容定員として大体決まりますれば、おのずから配置職員数がはじけますので、その収容定員プラス職員数、これの執務室その他舎房等を含めた全体計画を立てます。次に、その建てます地域でありまする現在地なら現在地改築の場合で申しますると、それに必要な建物面積がその所在地でとれるかどうか、次にその検討をいたします。
そしてその六月の場合には、たまたま六月の当初にこのような急死例がありましたので、施設側も特に気を使いまして、その同じ舎房等におりました収容者につきまして臨時の健康診断を行うとか、その結果ちょっとでも異常のありそうな者は早目にひとつ手当てをしようという形で病室等に収容される例もふえましたので、通常の月より多くなったものと思われます。
したがいまして、舎房等におきましてもかぎをかけない、あるいは面会の場合に立ち会いをつけない、あるいは所内を職員の戒護なしで一人で動かせるようにするといったような自主性、自立性を育て上げるという点に重点を置いた処遇をやっております。
また、新設地の舎房等は、鉄筋コンクリートづくりで、各室のスペースも十分にあり、水洗便所の設備など従来の置便器の舎房に比べ格段の進歩を見せております。環境、設備ともに一新し、収容者の改善によい影響を与えるであろうと期待されております。 第三、出入国管理事務の処理状況について申し上げます。
まず第一は、行刑施設の舎房等の建築基準がどうなっているかというお尋ねでございました。これにつきましては、法務省といたしましては基準を設けております。もちろん、具体的な建設にあたりましては多少の変動もあろうかと思いますが、一応の基準といたしまして、行刑施設の舎房につきましては、独居房につきましては一人当て十平米、雑居房につきましては一人当て五平米を基準にいたしております。
ところが、このかぎにつきまして、構造上から申しますと、各舎房等の出入り口のかぎ、これは全部同じかぎでございます。そこで、一つの種類のかぎを持っておれば舎房の出入り口はどこでも通用するという問題が一つございます。これは全看守が持っておるわけでございます。しかしながら、一面また全看守が持っておりませんと、いざというときに間に合いかねる。