つまり、今年の一月の、これは與儀功貴さんが亡くなられた交通事故のようなああいう事案について、今先生がおっしゃっていただいたように、好意的考慮を払うんだと、同意を求めて好意的考慮を払う。じゃ、好意的考慮ってまず曖昧じゃないか、アメリカ側の裁量が余りに大きいんではないか、こういうお話がございます。
これは、私何度もこの委員会でも伺っておりますけれども、成人式に参加するために帰省していた十九歳の與儀功貴さん、米軍属の運転する乗用車に正面衝突されて死亡いたしましたが、これは日米地位協定で公務としてみなされて検察側は起訴をいたしませんでした。不起訴になりましたが、しかし那覇検察審査会では、これは起訴相当だということで判断が示されております。
與儀さんのお母さんは、日本に住んでいる外国人が日本で起こした事故なのに、一人の命を奪っておいて、なぜ日本の裁判で罪に問えないのか、この国は日本人ではなく外国人を守るのか、このように訴えております。 日本政府は、こうした被害者の声を正面から受けとめて、たとえ公務中であれ公務外であれ、日本国内で起きた米兵犯罪については日本側が裁くという立場に立つべきだと思いますが、外務大臣、どういう認識ですか。
ことし一月、沖縄市内で、米軍属の運転する普通自動車が、中央線を越え、北中城村出身の当時十九歳の男性、與儀さんの軽自動車に正面衝突し、死亡させました。與儀さんは、成人式に出席するため、勤務先の愛知県から一年ぶりに帰省し、事故に遭いました。 法務省に聞きます。 検察は、三月二十四日付で、公務中であることを理由に不起訴処分にいたしました。具体的に、公務中と判断した根拠は何ですか。
あるいは、外務省の沖縄の出先からも情報あるいは報告は入っているかと思いますが、今年の一月十二日午後九時四十三分ごろ、成人式のため愛知県から帰省中の與儀功貴という十九歳、その時点で、この與儀君が沖縄市内で交通事故に遭っております。そして死亡いたしました。加害者は在沖米空軍軍属の男性二十三歳でございますが、この加害者が、相手コース、與儀君が走っておるところに進入をしております。
與儀さんというふうに言われるわけですけれども、那覇の検察は、これはもう米側が自動車を衝突させて死亡したというふうに判断をして、自動車運転過失致死罪で送検をしたわけですけれども、この被疑者というか加害者は退勤途上であったということで、公務中ということで、裁判権はアメリカ側が行使をしたいということで、那覇地検としては起訴を取り下げざるを得なかったということが今起きております。