1992-12-09 第125回国会 参議院 予算委員会 第6号
しかし、だからといって、今のような公然とクーデターをいわば主唱するがごとき言辞が自衛官たる者にあってはならない。
しかし、だからといって、今のような公然とクーデターをいわば主唱するがごとき言辞が自衛官たる者にあってはならない。
自衛官としての宣誓は三条の問題だけではないか、そうすると今回の与えられる任務については拒否ができるかということでございますけれども、これは法律におきまして自衛隊の任務となります以上、これはその自衛官たる者はその任務の重要性を自覚いたしまして、それに参加を求められた場合には参加してまいると存じます。
瓦防衛庁長官も、自衛官たる者常にそうした心意気を持っていることが大切だ、こう述べておられます。認識や対応のずれが際立っているわけでございます。また、海の関係者の中から潜水艦の救難活動に批判的な声が上がってもおります。潜水艦の救難活動として実際どうであったのか、問題はなかったのか、この点について伺いたいと思います。
しかし、峯山委員が御指摘されたように、まず、自衛官たる者、人命尊重ということを最優先にして事に当たるならばこのような不祥事は事故原因以前の問題として防ぎ得たではないか、そういう御意見に対しては私も謹んで拝聴させていただきました。そのように今後とも対応していくべきものである、このように考えます。
で、この文章、一々読み上げたくないんですが、「自衛隊の侵略軍隊への強化は」なんという独断は、これはとんでもないことでありまして、われわれはしばしば審議の過程においても、軍国主義などと呼ばわれることをまっこうから否定をし、また事実、そういうことはごうまつもない、そのときに自衛官たる者が何か侵略の軍隊であるようなことを言うことは、これは不穏当きわまるものだと思っております。
それは一つは、教科書の編さんといったような具体的な問題が出てくるわけでありまするが、その内容といたしましては、民主主義を基本として、自衛官たる者はいかにあるべきかというような心がまえを明確にいたしたいと考えておるものであります。従ってこういった問題は口で申しますというときわめて簡単でございまするが、なかなかこれを明確にするためには容易なことではありません。