1954-04-01 第19回国会 衆議院 内閣委員会 第18号 そこでわが国が別有するところのこの自衛勢力、これに増勢を加えて、この案による自衛隊が完成したといたしましても、この恐るべき原子力の前には現実にはたわいないものと思うのであります。そこで国民の一部の間には、そういう世界情勢の中におきまして、この程度の自衛隊を持つということは何ら実際上の役に立たぬ。むしろそういうものは持たぬ方がいいではないかというふうな議論のあることは、長官御承知の通りであると思う。 山本正一