1999-05-26 第145回国会 衆議院 農林水産委員会公聴会 第1号
どの国も自給自足政策と国家備蓄政策をとり、国内米価の安定を必死になって図ってきたわけでございます。これは日本も例外ではございません。
どの国も自給自足政策と国家備蓄政策をとり、国内米価の安定を必死になって図ってきたわけでございます。これは日本も例外ではございません。
○国務大臣(椎名悦三郎君) 米の問題一つ取り上げて考えますと、依然として日本には自給自足政策をとっていくのだという説もあるようでありますが、実際問題として百万トン近く最近は足りなくて海外から買っておる。ところが、東南アジアの米は細長い米で、日本の食糧には適しない。
そこで私は何よりも先に、食糧の自給自足政策を——これはすぐにはとれない。食糧の輸入が悪いというのじゃない、やむを得ないのだが、しかし少くとも、年々食糧の輸入の量が少くなるような農業政策を——今日は農林大臣おりませんけれども、高碕さんと松村さん両氏に申し上げたいのですが——とっていただかないと、日本の前途というものは実にひどいことになる。それこそ植民地経済になってしまう。
そこでつまりまあいろいろ今後の問題が起つて来ると思いますが、一体今日においても尚自給自足政策を探らなければならないかということが一つの問題であります。採るにしても過去のようなとり方ということは私はこれはできないと思うのです。