1954-12-06 第20回国会 参議院 予算委員会 第4号
最後に、財源の調達でございますが、今回の歳出の追加三百八億円を大部分既定予算の節減等により賄い、当初予算より増加すること僅かに三億円にとどめたことは、再建自立途上にあります日本経済のため、実に称讃に値いすることと存じます。 更に特別会計、政府関係機関においても若干の補正が行われておりますが、いずれも一般会計の補正に関するもので、当を得た処置と存じます。
最後に、財源の調達でございますが、今回の歳出の追加三百八億円を大部分既定予算の節減等により賄い、当初予算より増加すること僅かに三億円にとどめたことは、再建自立途上にあります日本経済のため、実に称讃に値いすることと存じます。 更に特別会計、政府関係機関においても若干の補正が行われておりますが、いずれも一般会計の補正に関するもので、当を得た処置と存じます。
国際收支の均衡を維持するためには、輸出の振興、原料輸入の低廉良質、貿易外受取勘定の積極的増收を図ることなどが大切であると思うのでありまするが、貿易の不振、対外支拂の増加などでどうしても国際收支の逆調なときの最後の保障としまして、やはり或る程度の金を保有することが日本経済の自立途上の絶対に必要なことであると確信するのであります。