1959-11-09 第33回国会 衆議院 災害地対策特別委員会 第7号
それを、深さによりまして、一基または二基、その上に、練り積みのコンクリートの石垣を積み上げまして、ただいま申し上げました七・三〇メートルまでにする、さらに、その背後は、ポンプ船によりまして、付近の土砂を吹きつけまして、そうして、背後は土砂をもって作った、いわば自立堤形式の堤防というのであります。
それを、深さによりまして、一基または二基、その上に、練り積みのコンクリートの石垣を積み上げまして、ただいま申し上げました七・三〇メートルまでにする、さらに、その背後は、ポンプ船によりまして、付近の土砂を吹きつけまして、そうして、背後は土砂をもって作った、いわば自立堤形式の堤防というのであります。
日本の干拓堤防は、それに比べますと非常に急傾斜な、しかも自立堤といいまして、急傾斜な堤防で、一応その堤防構造が波とか風によって、十分自立できるという方法をとっておったのであって、波に対してはむしろ直接ぶつかる、オランダの工法は波を殺す、そういう点に非常な違いがございます。
その一つは、鍋田干拓の干拓堤防は、基礎にコンクリートの約四トン近い大きさの無底函を置きまして、それを基礎にいたしまして、その上に石垣を築く、その石垣をコンクリートでもって、いわゆる練り石積みの石垣を、十分コンクリートを入れて打ちながら、裏のりの方に土砂をサンド・ポンプで吹いていく、そしていわば堤防といたしましては、半自立堤という形式をとつて、裏のりの土砂でもって海水の浸透を防ぐ、こういうような方法をとつておつたのでございます