1949-11-11 第6回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第4号
要するに引揚者の自立厚生を援助する。こういう観念であります。そうなりますと、自立厚生するためにはどうしても働くことが必要であります。働くということになれば、資金を借りてそうして事業を始めるか、或いはどつかに就職する。就職の問題は別といたしましても、自立するということになりますと、どうしても資材資金というものが必要になつて来る。
要するに引揚者の自立厚生を援助する。こういう観念であります。そうなりますと、自立厚生するためにはどうしても働くことが必要であります。働くということになれば、資金を借りてそうして事業を始めるか、或いはどつかに就職する。就職の問題は別といたしましても、自立するということになりますと、どうしても資材資金というものが必要になつて来る。
これは彼の人達が自立厚生せんと奮起しておりますることを政府が好意を以つて援助をして下さるか、どうであろうかということを、固唾を呑んで政府の態度を見守つておるのでありまして、一向そういうことに対しては政府は積極的に斡旋盡力しようという意思がないのだということをおつしやいますと、全國二百万に近い未亡人が失望いたしますので、この点を聽き違いがあつてはなりませんので、今一つ大臣から確かなお心持を承つて置かなければならんと