1959-04-01 第31回国会 衆議院 文教委員会 第19号
特別職という政治活動の自由、営利企業にタッチすることの自由、そういう自由があるままにおいて一般職的事務をやるということは、これは非常に危険である。この点から教育の中立性というものは大きくそこなわれるでありましょう。こういう点から言いまして、その条項を入れるということは、これはだれが考えても論理的に合わない。こういう合わないことをここにことさらに持ってきた。
特別職という政治活動の自由、営利企業にタッチすることの自由、そういう自由があるままにおいて一般職的事務をやるということは、これは非常に危険である。この点から教育の中立性というものは大きくそこなわれるでありましょう。こういう点から言いまして、その条項を入れるということは、これはだれが考えても論理的に合わない。こういう合わないことをここにことさらに持ってきた。
しかしながら今のような極端な自由営利企業のままでいいとも思われぬ。どうぞ将来の発行についての監督規制ということは、厳格にお考え願いたいと思います。 それから次に発行に関係して教科書の価格の問題が出てくるのであります。これは今のように自由企業でありますから、売らんがための競争がある、忌まわしい問題が出てくるのであります。それと同時によけいな経費がかさんでいきます。
これは文部大臣おっしゃったように、現在の教科書制度は極端なる自由営利企業であります。それゆえに好ましからざることがあるいは検定について、あるいは採択について、あるいは配給について、供給について起り得るのであります。世上自由民主党が教科書を国定にするために一歩々々前進していくのだという議論があり批判があるようでありますが、少くとも私は国定にしようたどとは考えておりません。