2021-04-16 第204回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
その前もいろいろな議論があって、実際に危機のときに引き出すことができるかという観点から、人民元が自由利用可能通貨であるかどうか、そういったことに疑義が正直あったんだろうと思います。
その前もいろいろな議論があって、実際に危機のときに引き出すことができるかという観点から、人民元が自由利用可能通貨であるかどうか、そういったことに疑義が正直あったんだろうと思います。
人民元がSDRの構成通貨に加えられたのは、当時行われたIMF事務局による分析では、人民元が自由利用可能通貨の要件、すなわち、国際取引上の支払いを行うため現に広範に使用されていること、また、主要な為替市場において広範に取引されていること等を満たすとされたことによります。
○国務大臣(麻生太郎君) IBRDへの払込資本の話だと思いますけれども、この払い込まれるいわゆるお金、通貨のことですけれども、これは市場で信用力がある、例えば円とかマルクとかユーロとかいろいろあるんだと思いますけれども、その自由利用可能通貨というのは指定されているので、米ドルとか円というのはこれに該当をするということだと存じます。
IBRDの払込資本の払込通貨につきましては、市場での信用力が認められる自由利用可能通貨が指定されておりまして、この中には米ドルや円も入ってございます。
すなわち、IMFに自由利用可能通貨だと認められたということですが、これは世界経済における人民元の存在が重くなっているということの証左なのでしょうか。当局としての御意見を伺いたいと思います。
ただし、IMF協定で貸付国は、自国通貨と自由利用可能通貨の、つまりドルとかユーロとか円とかポンドですね、交換に応じる努力義務があるわけですね。 ですから、要するに、被支援国、つまり支援を受ける国の方の資金ニーズを踏まえた要請を受けて我々は貸し付けないといけない。つまり、相手の国が望む通貨で援助をしますよということにルール上なっているわけですね。