1970-11-26 第64回国会 衆議院 本会議 第3号
なぜかならば、基本法は、国民の健康と生活環境の保全を第一義とすることはもちろん、欧米諸国のごとく、自然環境の保全をはかるという公害絶滅への基本姿勢を確立すべきであります。そこに基本法の精神があると思いますが、今回の改正では、その姿勢と決意が盛られていないのでありますが、この点についてお伺いしたいと思います。(拍手) 先ほど総理は、世界に冠たる公害法案と仰せられた。
なぜかならば、基本法は、国民の健康と生活環境の保全を第一義とすることはもちろん、欧米諸国のごとく、自然環境の保全をはかるという公害絶滅への基本姿勢を確立すべきであります。そこに基本法の精神があると思いますが、今回の改正では、その姿勢と決意が盛られていないのでありますが、この点についてお伺いしたいと思います。(拍手) 先ほど総理は、世界に冠たる公害法案と仰せられた。
今回は、一歩進め、危険な状態になる前に、あるべき環境を取り戻そう、もう一度自然をつくり直そうという観点から、自然環境の保全に関する規定を公害対策基本法に新設することとしており、浅井君の論旨は、この点におきまして十分生かされているものと思いますが、いずれにいたしましても、具体的な法案をごらんになって、そうして御意見を述べていただきたいと思います。
次に、公害問題でございますが、(目的)のところで、私たちは健康にして文化的なという憲法の条章を受けて法律を盛り込むことにいたしておりますが、総理からも御答弁がございましたように、私たちはこの汚染されかかった、汚染された状態に対処する努力の緊要性もさることながら、汚染されざる状態の保持あるいは汚染されざることを願う政治の姿勢、行政上の努力も必要でございますから、緑地の保全やその他自然環境の保護につとめるための
アメリカの生物学者のゴードンは、熱ほど自然環境を一変させる第一条件はないというふうに警告を発しておりますけれども、これはわれわれもよくわかることで、生物が熱にどれだけ弱いかということは皆さまよくおわかりだと思うのです。
ただ、公害というものの考え方あるいは自然環境の保全というものについての問題意識が、数年前とただいまとでは実際に格段に違ってきておるわけでありまして、いまの基準から考えて、当時の改正法律が十分であったかどうかということはいろいろ御議論がおそらくあるであろうと思います。
しかし、そのアメリカも、ついに今日のような公害の事態に立ち至りまして、ことしの年頭教書でニクソンはすでに自然環境の保全について言及し、二月十日には特別教書を送り、さらにまた八月十日にも教書を出して、何としても自然環境を保護する、人間尊重のために何としてもやらなければならないというような訴えをしたようでありますが、その最後のことばが、もうすでに長官はお知りと思いますが、われわれの環境問題はきわめて深刻
○内田善利君 人間の生存と自然環境の整備は、いま大体生態学みたいなものじゃないかと思ったんですが、いわゆる公害の研究、たとえば原因不明の病気がたくさんあるわけです。
そこで、いままでもそういう面について留意してまいったわけでありますが、特に本年からは産業構造の変革とそれに伴う諸問題という項目を特定研究の中で立てまして、主として社会科学的な面から公害に関する研究を取り上げておりますし、それから来年度から、現在概算要求しておるわけでありますが、特定研究のワクの拡大によりまして、ちょっとむずかしい名前でありますが、人間の生存と自然環境に関する基礎的研究という項目を立てまして
内水面では河川の自然環境を保全するためにも強い姿勢で事態の改善につとめる必要がございますし、海においても同様でございます。
それは一つには、直接人体に危害を与える問題あるいは土壌を通してそういう問題が出てきておりますし、また、広い意味で自然環境あるいは御指摘のような自然循環という問題も出てきております。そういう論文等もいろいろ出てきたわけであります。
しかし、ここで海というものは本来美しい自分たちの自然環境の一つであるという考え方から見れば、いま洞海湾の汚染がすぐに人の健康に支障を与える、あるいは環境として、あそこで海水浴する必要があるかどうかは別として、海というものが使えない海であるということ等について疑問が起こってくれば、やはり一体あれだけ長い間かかって北九州大工業地帯から排せつされたものが、細長く入り込んで、おそらく潮が千満するだけの還流しない
しかも、自然浄化能力にゆだねていた感がややもすればあったようなことを、自然の浄化能力以前の段階でそれをつかまえて、そしてそれを処理して、自然浄化能力がおのずからそこに復元して、あたりまえの自然環境というものが構成される努力をすべきである。
小笠原諸島は、四季を通じて温暖な気候、清澄な大気と海洋、特異な海蝕岸、海中景観などに恵まれた自然環境を備えており、保養地、観光地としての将来性は大きく、今後観光産業が大きくクローズ・アップされるものと思われますが、小笠原諸島を観光地として開発するためにも、その立地条件等からして、まず距離を克服する方途を講じなければならないものと痛感いたしました。
事案は人の健康に関する問題で、具体的に言いますと、良好な自然環境の保持に関する具体的な問題でありますから、ことに法改正をして法律と条例との乖離及び矛盾を解決しようというこの過程におけるいろいろの問題点につきまして多少問題が生ずると思いますけれども、これらの問題はただいま総務長官からもお話のありましたとおりでございまして、ひとつ連絡を密にいたしまして、両者十分理解協調の上に実際の問題の解決をはかっていただきたい
そこで、私はまず長官にお聞きしたいのですが、海というものは単なる海洋開発という面だけではなくして、人間の生存条件としての自然環境を保っていく上において非常に大きなキーになるのではないか、このように思っておるわけです。そういう意味で、海の保全ということについて長官はどのようにお考えでございますか。
要するに、これは自然環境の破壊につながってくるたいへんな問題じゃないかと私は思うのです。 そうしましたときに、たとえば田子の浦のヘドロの問題にしても海洋投棄をする。漁業者がものすごく反対している。黒潮の外だったらだいじょうぶというようなニュアンスの発言があったわけです。しかし外洋であれば安全であるというような根拠はどこにもないわけです。
現在、あの木曽川につきましては、関係県も多うございますし、関係各省も多うございまして、その間で意見調整をはかっておるわけでございますが、現在の考え方といたしましては、木曽川の現在の利用状態、あるいは現在の汚濁の状況等、それから将来のこの地域開発等を勘案いたしまして、現在の企画庁の考え方といたしまして、調整をはかりたいと考えておりますのは、最上流の落合川の合流点から上はAA類型といたしまして、自然環境
さらに、近年の社会経済の伸展に伴いまして、森林の持つ保健休養機能の国民生活に占める重要性はますます増大しつつあることにかんがみまして、昭和四十四年度から保健休養適地につきましても、計画的に自然休養林を設置いたしまして、国有林野内の風致及び自然環境等の維持に特別の考慮を払い、積極的に国有林野の森林をレクリエーションの場として広く国民に活用をはかることといたしているわけでございますが、この面につきましても
国有林野事業におきましても、森林の施業を行なうにあたりましては、林業生産及び国土保全、こういった面との調整をはかりながら、国有林野内の保健休養についての動向等を十分把握いたしまして、貴重な自然物を積極的に保護するとともに、特に自然休養等適地につきましては、風致及び自然環境等の維持に特別の考慮を払う方針でございます。
特に自然環境に対する公害のチェックないし防止の問題、開発と保全とのかね合いの問題、こういうことについて、私ども総理府として、ただいま申しました河川と砂利のような、開発か保全かというその両者のバランス並びに公害防止のための対策、あるいは激増する交通需要に伴って発生しております交通事故の対策、この三つをかね合わせながら、私ども総理府として政府全体の調整をしていきたい、こういうふうなつもりで、最近積極的に
一番上流のほうの落合川合流点から上は、これはAAといたしまして自然環境を維持する。それから犬山の頭首工まで、これはA類型といたしまして相当上水道としてのきれいな水を確保する。それから犬山頭首工から馬飼の第二濃尾の頭首工まではこれはB類型。これは朝日の取水口がございますが、B類型も水道用水としての適合性には合格いたしておりますから、B類型として確保いたしたい。
たとえば、鎌倉等に見られますような、自然環境を取り入れました良好な住宅地というような場合には、そう地価が下がっていないという現実もございますので、これが地価に与える影響というのは、いろんな御意見があろうかと思いますけれども、そういうふうな考えを私は持っておるわけでございます。
いたずらなる観光施設等を設けまして自然環境を破壊することと違うことでありますので、いわゆる自然教室、ビジターセンターということもございますので、そういうような教室をつくりまして、そうして、ことに今回指定をいたします海中公園につきましては、海中の動植物等の陳列、解説を行なうとか、また、私どものほうにも国立公園の管理者、管理員がおるわけでありますが、これも単なる番人ということではなしに、その地域における
○内田国務大臣 先ほどもお答えを申したところでありますが、そのことにつきましては、私どもが自然環境の保護のために区域の指定だけをして、そうして、やれ特別保護地区でありますとか、特別地域でありますとかというような指定だけをすれば、万事うまくいくということとは決して考えません。
○内田国務大臣 観光ということばにも私は非常に立体的な中身があると思うのでございますが、私ども厚生省として最大の重点を置きたいのはやはり自然環境の保護、いま島本先生からお話がございますように、私どもの国立公園行政というものは、観光開発の結果自然環境が荒廃に帰するようなことがあってはならない、こう思うものでございます。
ただ、水道の一級、それから自然環境の保全――自然環境の保全と申しますのは、国立公園等非常に現在水のきれいなところの地帯の分でございますが、これには適さないけれども、それ以外の目的には全部適する、そういうようなことをあらわしているわけでございます。
で、今回まあガスの問題をさしあたり中心にしてやってまいりますけれども、いずれまあ防災会議等もございますので、もう少し間口を広げた形で対策を講じていく必要があるだろうというふうに思っておりますし、さらに申し上げますと、地上の交通事故対策、さらにはいろいろな形で出ております公害の処理の問題、そういう自然環境、生活環境一切の破壊に対してどういうふうに対処するかということも、総体としてやはり考えなければいけない
したがいまして、東北におきましても、そのような生活環境、自然環境というものはきわめてよろしい、教育のためにはきわめてよい環境にある地域ではないだろうか、かように考えるわけでございます。