1959-11-06 第33回国会 参議院 本会議 第6号
これは、従来ベトナムとの間の交渉が御承知のように七年間にわたっており、金額が非常に大きな額を向こう側が日本に要求し続けてきておりまして、一体、賠償によって、あるいは経済協力によって、どういうことをベトナム側が特に要望しておるかというようなことは、自然、交渉の途中で話が出たことは当然でございます。
これは、従来ベトナムとの間の交渉が御承知のように七年間にわたっており、金額が非常に大きな額を向こう側が日本に要求し続けてきておりまして、一体、賠償によって、あるいは経済協力によって、どういうことをベトナム側が特に要望しておるかというようなことは、自然、交渉の途中で話が出たことは当然でございます。
しかしながら同時に、向うさんの言う通りにすべて払うわけにもいかないのでありますから、自然交渉がおくれるということで、今のところではまずフィリピンを片づけたい。これもなかなか大へんなんです。向うさんの言うこととこっちの希望とが非常に差がありますから容易でありませんが、しかし、できるだけのめるだけのことをしてフィリピンをまず片づけよう、次いでインドネシアに及ぼう、かように考えております。
それからガリオア・イロアの問題でございますが、これはこちらで債務と認めておりますので、そういたしますと自然交渉というものはそれにひつかかつて来るだろうということが予想できます。それから対米交渉中である、これは事実でございます。それから四点をもう一度……。
そうなりますというと、自然交渉は数回でお互いに決裂状態を認めざるを得ない、こうなりますので、殆んど交渉が実質的に持たれないで、そのまま争議状態が始まるというようなこと、或いは少くともそれですぐに調停を申請しなければならないという事態が起るのであります。これは組合だけの罪ではありますまい。
○淺沼委員長 それは議長から申し上げることで、委員長から申し上げるのは、いかがかと思いますが、たまたま議長の本会議における宣言がありますから、その宣言をどう取扱うかということは、自然交渉会で足りると考えておりまして、そのことで考え直したらいいと思います。