1954-02-23 第19回国会 参議院 決算委員会決算審査に関する小委員会 第3号
その次に、検査院のほうからの御意見で、一定額以下の工事については地元の府県に事務を委任してはどうだというような点があるわけでありますが、この点につきましては、現在の自治制度等の根本の問題もありますし、更に国の事務を地方公共団体のほうに委任をするということにつきましては、現在でも相当の国の事務が委任をされている状況でありまして、よく検討して見ないと正確な結論は出ないのじやないかと考えておるわけであります
その次に、検査院のほうからの御意見で、一定額以下の工事については地元の府県に事務を委任してはどうだというような点があるわけでありますが、この点につきましては、現在の自治制度等の根本の問題もありますし、更に国の事務を地方公共団体のほうに委任をするということにつきましては、現在でも相当の国の事務が委任をされている状況でありまして、よく検討して見ないと正確な結論は出ないのじやないかと考えておるわけであります
終戦後受諾いたしました憲法の民主主義的な精神に基いて地方自治制度等におきましてもその観念に基くところの改正が広汎に行われたのでありますが、すべてを通じましてたびたび私はその他の委員会等にも岡野さんを前にして申述べましたように、憲法の基本的な人民主権の精神というものが、現内閣の立場において、十分に理解したる立場において吉田首相、その他の行政に現われておらないと同じように、又地方自治の面におきましても、
もとより、政府においても、当初改正案の立案に際しては、これ以上の改正を考慮いたしたようでありますが、当時の諸事情がこれを許さず、一面、地方税法の理想を目ざす大規模かつ根本的な改革は、いわゆる行政事務の再配分とも関連し、地方財政、地方税制、地方自治制度等を総合的かつ根本的に検討の上なさるべきものと考え、近く設けられる地方制度調査会に多くを期待しております以上、今回の改正が当面の応急的な処置以上に出ないことは