1996-06-07 第136回国会 参議院 外務委員会 第14号
これもまた様子を見てからということになるかもしれませんが、和平の中核になるパレスチナ自治交渉が困難に直面するだろう、こういう観測もあります。
これもまた様子を見てからということになるかもしれませんが、和平の中核になるパレスチナ自治交渉が困難に直面するだろう、こういう観測もあります。
○立木洋君 それから、今度大臣が訪米されてアメリカ側と話し合った問題の中の一つに、中東情勢の問題が含まれておったと思うんですが、この中東情勢についてはアメリカ側がどのように述べられたのか、またそれに関して大臣がどのように話をされたのか、御承知のようにキャンプ・デービッドというのが事実上うまくいかなくなってきたということはもうはっきりしてきていますし、自治交渉の問題ですね。
そのためには、まず何といっても当事者であるイスラエルとエジプトとの自治交渉、これが問題であります。これはサダト大統領が亡くなられたからといって後退をしたりひっかかることは余りないのじゃないか。むしろ、みんなが心配して努力するから、ある方向へ進むのではなかろうか。
一致してないから、両国の自治交渉というのがうまくいくかどうかは一つの問題になっているわけであります。また、もう一つは、エジプトとかつては友好関係にあった穏健アラブ諸国との間がうまくいくことも中東和平の一つの要素になっております。
第一は、心配なのはエジプトとイスラエルの自治交渉、御承知のとおりでありますが、この自治交渉で、サダト大統領が亡くなったことによって関係国が非常に心配をしまして、イスラエル総理には相当強い要請をしておるようでございます。
そこで、自治交渉の問題の自決権というのは、独立国家を含む自決権の問題でありまして、独立国家をつくるかどういうことをやるかは、これはパレスチナ人みずから決めることでありますけれども、少なくともその権利を認めるという自治交渉の結論が出れば、これを受けて穏健アラブ諸国、特にサウジアラビアの皇太子が出しました八項目などとつながって、ここでまた新たなる発展の段階で議論ができるわけであります。
かつまた、イスラエルの総理大臣とも会いましたが、イスラエルの総理大臣に私は率直に、中東和平の一つの拠点をサダト大統領とあなたが分担してやっておられたが、サダト大統領が亡くなられた後、あなたの全責任にかかっておる、したがって、あなたの判断というものは中東和平に非常に大きく影響をするから、冷静にここは判断をして、ひとついま目の前にあるエジプトとイスラエルの自治交渉、これをサダト大統領が生存されておるときよりもさらに
不測の事態でサダト大統領が亡くなられたわけでありますが、エジプト体制は、次の新しい大統領が順調に選ばれて、サダト大統領の路線を踏襲するということで、イスラエルとエジプト大統領との自治交渉は予定どおりに進むものと私は判断をいたします。
現在の段階では、五月二十六日の自治交渉、特にヨルダン川西岸とガザ地帯の自治交渉がまとまるか、まとまらないかということが一つの分岐点だというふうに考えておりますが、現在の段階で、すでに国連においては、安保理の決議をどうするかという動きが出ております。