2000-05-31 第147回国会 参議院 本会議 第30号
しかも、国民に対する説明はおろか、議院内閣制度のもとで内閣が国会に対して責任を負うという民主主義の原点を無視し、自民党内派閥次元の協議を優先させることによって誕生したのであります。このように森喜朗君を首班とする内閣は、もともと政権移譲について正統性に疑義のある内閣だということであります。 国家権力の継承過程には一点の曇りのあることも許されません。
しかも、国民に対する説明はおろか、議院内閣制度のもとで内閣が国会に対して責任を負うという民主主義の原点を無視し、自民党内派閥次元の協議を優先させることによって誕生したのであります。このように森喜朗君を首班とする内閣は、もともと政権移譲について正統性に疑義のある内閣だということであります。 国家権力の継承過程には一点の曇りのあることも許されません。
当座の赤字処理だけに終始したり、佐藤総理が漏らしたといわれる、二年後の内閣は健保問題でたいへんだろうということばが、ポスト佐藤をめぐる自民党内派閥次元でとらえられ、万一にも今回のごとき修正となってあらわれたものとすれば、まことにもって不幸なことと言わなくてはなりません。