1998-06-17 第142回国会 参議院 本会議 第35号
国際化、情報化、消費の多様化、高度化など、経済のファンダメンタルズが大きく変化し、この経済不安を脱却するには、民間主導の自律的経済成長を実現するための経済構造改革の実現が不可欠です。これに対して政府が行った都合六回、総事業規模六十六兆円にも及ぶ経済対策は、一時的なカンフル剤にはなっても、景気回復、経済構造の転換に何ら寄与するものでなかったことは、今日の経済情勢を見れば一目瞭然であります。
国際化、情報化、消費の多様化、高度化など、経済のファンダメンタルズが大きく変化し、この経済不安を脱却するには、民間主導の自律的経済成長を実現するための経済構造改革の実現が不可欠です。これに対して政府が行った都合六回、総事業規模六十六兆円にも及ぶ経済対策は、一時的なカンフル剤にはなっても、景気回復、経済構造の転換に何ら寄与するものでなかったことは、今日の経済情勢を見れば一目瞭然であります。
国際化、情報化、消費者嗜好の高度化、多様化など経済のファンダメンタルズが大きく変化をし、この経済不況を脱却するには、民間主導の自律的経済成長を実現するための経済構造改革の実現が不可欠です。
我々は、本来、経済政策は一過性のばらまきに頼るものではなく、恒久的な構造改革を伴った減税や社会資本整備を断行し、民間支出主導による自律的経済成長を達成することが基本であると確信いたします。 しかるに、政府・自民党が現在取りまとめている経済対策は、使い古された従来型のもので、日本経済を根本的に好転させるには到底不十分なものであります。まず、特別減税そのものが減税のばらまきであります。
我々は、本来、経済政策は、一過性のばらまきに頼るものではなく、恒久的な構造改革を伴った減税や社会資本整備を断行し、民間支出主導による自律的経済成長を達成することが基本であると確信をいたします。しかるに、政府・自民党が取りまとめている経済対策は、参議院選挙目当てのばらまきと言わざるを得ません。 まず、特別減税そのものが減税のばらまき版であります。
さて、現下、巨額の赤字に重くのしかかられております財政の改革に突破口を開いていくためには、我々は経済再建なくして財政再建なしの基本方針のもとに、速やかに経済を活性化し、民間支出主導による自律的経済成長軌道に乗るよう諸政策を講ずべきであると主張してまいっておることは、御案内のとおりであります。
そして、規制緩和など経済構造改革を推し進めていくことによって民間需要中心の自律的経済成長に持っていかなければなりません。 なお、財政構造改革や先般の税制改革は、我が国の危機的な財政状況や少子・高齢化といった我が国経済社会の構造変化に対応したものでありまして、どうしても必要な改革だったと思います。
こうした中で、財政構造改革を含むさらなる構造改革を進めることが中長期的に我が国経済をより活性化させる上で重要だと考えており、今後は、安易に財政に依存せず、規制緩和を初めとする経済構造改革の実現によって、我が国経済、殊に民間需要中心の自律的経済成長の発展を遂げていくことが基本だ、私はそのように考えております。 また、国の財政の情報開示についての御意見がございました。
個人消費と民間投資の主導による三ないし四%の自律的経済成長を実現することにより、まずは税収を回復させ、行政改革の成果と相まって財政再建を推進すべきであります。米国の例を見ましても、しかるべきレベル以上に経済が成長していなければ改革などできるものではありません。
経済システム改革を断行することにより、企業がみずからの足で立って、国民各位の要望にこたえるものをつくり上げ、また販売者は販売者でそこで頑張ると、こういうことでありましょうし、自律的経済成長は経済体質が変わりますればそこに到達できる道のりであることは世界経済の中でよく例がございます。我が国も、戦後そのことでここまで来させていただいたわけでございます。