1957-02-21 第26回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
そういう点について、たとえば赤字が出て困るからあそこはいかぬという考え方もあるでしょうし、しかし一方では石炭のいろいろな条件の中から、自家用炭を持っていることがきわめて国鉄に都合がいいという条件もあるでしょう。
そういう点について、たとえば赤字が出て困るからあそこはいかぬという考え方もあるでしょうし、しかし一方では石炭のいろいろな条件の中から、自家用炭を持っていることがきわめて国鉄に都合がいいという条件もあるでしょう。
○田原分科員 いずれにしても志免鉱業所で採掘いたします数量、概算五十万トン、これは自分のところの山でありますから、外部からあるいは二百万トンといい、あるいは五百万トンという石炭を買う国鉄としては、志免鉱業所の経営にかりに多少の赤字が出たとしても、自家用炭も必要なことであるし、これを保存しておくべきことが、常識上当然ではないかと思うのですが、これは数年前に答申した国鉄経営調査会の答申に基いて、にわかに
運賃値上げの直後は一時五百車程度のものが二百車程度に減つたそうでありますが、国鉄の自家用炭の陸送転移の面が大きく響き、今日では値上前と大差のない輸送実績を示しておるとのことであります。又木材輸送については鹿兒島監理局の実績を見ますと、本年七月までの実績は坑木で五万五千四百トンでありまして、前年は五万八千二百トンであります。又坑木以外の木材は本年十万トンで、前年は九万八千トンであります。
またこれは、最近われわれが調査いたしたところでありまするが、國鉄、すなわち鉄道総局におきましては、その自家用炭の海上輸送の請負契約にあたりまして、從來年間運営会に約二百八十万トン、機帆船に九十万トンを、随意契約の形式をもつて請負わしめて來たのでありまするが、本二十四年度におきましては、九原則による独立採算実施のために、一・四半期ごとに競爭入札制をもつてこれを競落せしむることをいたしておるのでありまして
○田籠証人 今もちつとわかりませんが、自家用炭とはどんなものでありますか。
○梶川委員 自家用炭をやつている人は結局もうけにならないからというので反対した。それで掘つた石炭を賣られる人はもうけにならないから反対されたじやないですか。賦課金の問題でも自家用炭の人が反対され、それ以外の人は身銭を切つてでも反対しようとしたことは、やはりこれを阻止する反対運動がもし成功すればもうかるのだということがあつたのじやないですか。
○梶川委員 それはよくわかるですが、自分の家で掘つて自分の家で使うというような自家用炭をやつておられる人は、たとえば賦課金なんかに対しても非常に反対していたでしよう、運動資金を皆に頭割りにして出させるトンあたり十円とかいう問題です。そういうようなことには自家用炭をやつておられる人は反対しておられたわけでしよう。
從つて自家用炭の設備を非常に擴張する計畫があるようでありますが、これに對して政府は助成するのか、抑壓するのか、政府の基本的な御方針を伺いたいと思うのであります。
なお大口需要者等の自家用炭の生産に關して、將來政府はどうするかという見透しでありますが、大體自家用炭の生産に對しては、生産縣當局とよく連絡をとつて、治山治水その他をよく勘案し、かつ家庭燃料確保等のことも考え合せまして、ある程度制限を加えてまいらなければならぬという方針で進んでおるわけであります。
私は政府としてよろしく國民の輿論を尊重されまして、林業會法が昨年の議會に新らしく生れたときに、これは林産物として取扱うべきものであるということを國民の輿論として決定した以上は、これを尊重して農業協同組合法においても、あるいは特別なる副業として、自家用炭に制限するとかいうような立場に出られることが、當然であつたのではないかと思う。こういうふうな林野局によつてしている。
政府は、農家が自家用炭をつくる場合は、農業の經營の必要上やるのであつて、當然それは農業のひとつの領域ときめた方が妥当だ、こういう考えでおるのでありまして、決して山林の領域を冒すようなつもりでこの規定は設けてないのであります。その點誤解のないように願いたいと思います。