1996-11-28 第138回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
へい死率につきましては経営体間の格差が大きいわけでございますが、その要因としましては、従来から、一つは過密養殖による自家汚染や生活排水などによります他からの汚染の程度、それから二番目といたしましては、アコヤガイの日常の飼育管理技術の水準、それから三番目といたしましては、使用するアコヤガイの品質などが複合的に影響しているというふうに言われてきたところでございます。
へい死率につきましては経営体間の格差が大きいわけでございますが、その要因としましては、従来から、一つは過密養殖による自家汚染や生活排水などによります他からの汚染の程度、それから二番目といたしましては、アコヤガイの日常の飼育管理技術の水準、それから三番目といたしましては、使用するアコヤガイの品質などが複合的に影響しているというふうに言われてきたところでございます。
先生今例を挙げられましたような漁業関係でございますけれども、共同研究で申し上げますと、東北大学の工学部が宮城県の志津川町というところと志津川湾養殖漁場における自家汚染とその改善ということをテーマにいたしました共同研究を行っておりますし、あるいは広島大学に生物生産学部というのがございますけれども、ここでは広島県と共同でカキ貝柱筋制御技術開発というような共同研究を行っております。
養殖が盛んになりましたが、密殖あるいは魚病、自家汚染などの問題を抱えて、五十年代半ば以降生産量は頭打ちの状態にあります。栽培漁業も一応全国的に施設が整備されてきたとはいえ、生産量の増大に大きく寄与するようになるのははるか先のことであろうというふうに思われます。 そこで、大臣にお伺いしたいのですが、大臣は沿岸漁業の現状をどんなふうにごらんになっておられますか。
私お尋ねしたいことは、この宇和海に行きまして、そしていろいろ現地の人にも聞いてみましたところ、結局いままではどちらかといいますと工場排水とか家庭排水とか、あるいは合成洗剤とか、そういうところに原因があったように思いがちだったんですが、漁業者自身がみずから自家汚染といいますか、みずから自分たちも海を汚してるんだと、そして赤潮発生の一つの要因にもなってるんだということに非常に強い自覚が出てまいりました。
特にあの海域につきましては下水道の問題とか、合成洗剤の問題等もございますが、やはり基本的には自家汚染の問題ということを深刻に考えなければならない地域じゃないかというふうに考えます。特にこの地域の方々が立ち上がられまして、愛媛県でハマチ養殖関係団体がハマチ養殖生けすの登録制ということを実施するということで、過密養殖対策ということを打ち出されたことは私も非常に高く評価をしているところでございます。
しかし、いずれにせよ富栄養化の問題でございますから、工場排水であるとか、それから生活排水であるとか、あるいは農業用水であるとか、あるいは漁業関係の養殖関係の自家汚染の問題とかいろいろ重なり合いまして富栄養化が進行している、これは事実でございまして、この現象をどうとらえるかということにつきまして現在定説がないと、こう考えておるわけでございます。
それからもう一つは、自家汚染等の漁場の環境の悪化というものが非常に大きな原因でございまして、これが病原菌の繁殖にとって非常に大きな原因になることは、確かにそのとおりであるというふうに思います。
特に、自家汚染がひどかったといったような問題が幾つかございまして、これが共済金の支払いというものに通じてきたということは事実でございますが、しかしながら、このような基本的な病害の対策につきましては、近年におきまして水産庁といたしましては非常に急速にこれの対策は進めてきておる次第でございます。
○松浦(昭)政府委員 ハマチ養殖における魚病被害の大半は連鎖球菌症と類結節症でございまして、これらの魚病は常在性の細菌に起因するものでございますが、過密養殖による健康度の低下、あるいはえさの与え方による自家汚染といったようなものが、発病の間接的原因になっているというふうに考えております。
それから、よくハマチの養殖で漁場を荒らすという問題が出ておりますから、ペレットの給餌によりまして自家汚染を防止するという、そういうような開発試験を実施することにいたしておるわけでございます。
いわゆる養殖漁業における自家汚染の問題でございますが、こういった問題についてどういうように考えておられるか。瀬戸内の漁業のあり方として、この養殖漁業というものを、今後ともハマチの養殖なんかをどんどん進めるのか、あるいは先ほど申しました、いわゆる藻場の造成なんかを通ずる新しい裁培漁業の方向を指向されるのか、その辺についての御意見をお伺いしたいと思います。
第二番目の養殖漁業における自家汚染等を通じての問題でございますけれども、率直に申し上げまして、漁業者も汚染に対する加害者の一員であるという認識は痛切に持っております。
先生、先ほどハマチの問題等もおっしゃいましたし、また藻場の造成、海洋牧場の問題等をお話しになったわけでございますが、ハマチの自家汚染と申しますか、そういう問題につきましては、この法律におきましても、総量規制だとか、あるいは燐の指導だとかいう中で、従来なかった分野についても取り込んで指導をやっていくという方針が書かれておりますけれども、その中で、水産といたしましても、みずからの中で汚染をするような部面
下水道普及率は、現在全国で二四%と言われておりますが、その特別な配慮の大型予算でも、年に一ないし二%改善するにすぎないのでありまして、今後、閉鎖性水域の水質浄化の効果を上げていく上には、下水道施設の重点的整備や第三次処理も含めた屎尿処理施設の整備普及等の生活排水対策、さらには農業、畜産排水、養殖漁業による自家汚染等の効果的な汚濁削減対策など、国、地方自治体による実際面の施策を着実に進めることの方が重要
それから養殖漁場、これも自家汚染問題がございます。これもほってはおけないと思っております。そういうような幾多のものにつきましては、いわゆる行政指導ベースというようなことで、具体的な削減措置について県の方に指導をしてもらいますし、また関係者には御協力をいただこうというようなことで、現在、総量規制制度全体の仕組みの検討の一環として詰めておるところでございます。
第二に、過飼料による自家汚染防止を図るとともに、飼料の効率化を図るため自動えさやり器等の開発を図る。 第三に、過密養殖をやめさせるために、月末ごとに各漁協に養殖数量を報告させる。 第四に、現在養殖場は潮流の遅い、潮が滞留しやすいところに設けられているため、海中の酸素不足、環境の汚染が見られる。これを回避するため、漁場を交代する輪番使用や海底耕うんを実施する。