2000-04-21 第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第12号
海外の状況について見ますと、欧州においては、欧州経済統合に向けての主導権をめぐって、それぞれ自国市場の地位向上を図ろうと取引所の組織改革とテクノロジー投資を積極的に行っており、国をまたぐ取引所間の合従連衡の動きが活発です。 また、米国においては、従来より市場間競争を積極的に推進する政策がとられており、さまざまな形態での市場間競争が展開されております。
海外の状況について見ますと、欧州においては、欧州経済統合に向けての主導権をめぐって、それぞれ自国市場の地位向上を図ろうと取引所の組織改革とテクノロジー投資を積極的に行っており、国をまたぐ取引所間の合従連衡の動きが活発です。 また、米国においては、従来より市場間競争を積極的に推進する政策がとられており、さまざまな形態での市場間競争が展開されております。
国際金融センターを抱える各国は、商品開発や業務分野の規制撤廃によりまして、そうした金融の証券化や派生商品の発達が容易な金融・資本市場を用意し、いわば国際的に商売を奪い合うような市場間競争を展開し、自国の金融サービス産業の発展を助け、自国市場を国際金融センターとして発展させているのであります。
竹中参考人もマーケットスレットの通商政策、自国市場からの締め出しによるおどし政策に触れましたけれども、その実例は日米貿易交渉であります。一方的な円高への誘導、日米構造協議での四百三十兆円という巨額な公共投資や半導体、自動車部品交渉での数値目標の押しつけ、傍若無人な規制緩和要求など、アメリカ側の態度は経済の論理を超えたものです。
先進国は、債務国が輸出を拡大できるよう内需主導の景気拡大を図るだけでなく、自国市場を開放する必要がありましょう。また、金利の上昇を防ぎ債務国の利子支払いが増加しないよう配慮することも重要であります。
それから、たばこ事業といたしましてどういう進出をしておるかという点から申し上げますと、通常の輸出という形、それから子会社等を自国市場以外につくるという資本進出の形、さらに自分の銘柄につきましてこれをライセンス製造するという、三つぐらいの進出方法があろうと思います。
○国務大臣(愛知揆一君) この点も先ほど申しましたが、「各国とも必要かつ望ましい場合には、自国市場において、自己のイニシアティヴにもとづき、市場の状況にてらし、弾力的に行動しつつ、かつ売買される通貨の国の当局と緊密な協議のうえ、市場に介入する用意がある」、この介入操作につきましては、それぞれの国が自主的にイニシアチブに基づいてやるわけでございます。
その場合には、「自国市場において、自己のイニシアテイヴにもとづき、市場の状況にてらし、弾力的に行動しつつ、」——そこの次ですが、「かつ売買される通貨の国の当局と緊密な協議のうえ、市場に介入する用意がある旨を述べた。」
わが国は、数年来、海外において、金もうけのためには他人の迷惑を顧みないエコノミックアニマル、アグリージャパニーズ、または日本株式会社などと呼ばれていますが、これらはわが国の経済成長に対する羨望と嫉妬から生じたものかもしれないし、自国市場にはんらんする日本製品を見て、経済侵略への恐怖心を呼び起こした結果かもしれません。