1953-03-10 第15回国会 衆議院 本会議 第38号 もしそれ本改正案に対する一部の反対理由として、わが国経済の実情を鮮視し、徹底的なる自由競争原理を謳歌して、企業の共同行為をすべて否認し、需給の不均衡と不況現象の発生を放任することをもつて価格変動作用を通ずる経済の自動的調整過程なりとするがごとき意見があるといたしますならば、これこそわが国経済の特質と実態を知らない小児病的観念論でありまして、わが国の現状においては、消費者は同時に生産者であり、大企業も 内田常雄