1954-04-20 第19回国会 参議院 外務・内閣・大蔵連合委員会 第1号
それから又受けるほうでも、これは急場を凌ぐためにはいいと思いますけれども、必ずしも外国から贈与を受けて、それで国内の産業開発ということに向うということが、果して自力厚生と申しますか、自力経済という国民の考え方からいつて常にいいかどうか、これも疑問だと思います。ただこういう問題につきましては、この特殊の余剰農産物という問題については、アメリカ側としてもこれによつて余剰農産物がさばけるわけであります。
それから又受けるほうでも、これは急場を凌ぐためにはいいと思いますけれども、必ずしも外国から贈与を受けて、それで国内の産業開発ということに向うということが、果して自力厚生と申しますか、自力経済という国民の考え方からいつて常にいいかどうか、これも疑問だと思います。ただこういう問題につきましては、この特殊の余剰農産物という問題については、アメリカ側としてもこれによつて余剰農産物がさばけるわけであります。
申上げるまでもなくドツヂ・プリンシプルの究極の目標といたしますところは、貿易の伸張によつて自力経済の一日も早く確立するというところに重点があるわけでありますが、その後の国際事情等から今春為替レートを決定いたしましたが、御承知のようにアメリカの一般的景気の後退、或いは国際的なドル資金の不足乃至はその影響を受けての最近におけるポンドの切下げといつたような、種々の外国的の惡條件の急激な累加によりまして、国内的
併し私の見るところでは、財政演説に申上げております通りに、何としてもインフレーシヨンを早急に終熄せしめて自力経済の確立を図らなければならないというので、努力いたしておるのであります。而してインフレーシヨンが大体收まりかけたということにつきましては、内外共に異論のないところだと思います。
○佐伯委員 今回の旅客運賃の値上げによりまして、旧来の赤字を補填し、自力経済に切りかえられましたことは、まことに適当なことであると考えます。ただ運賃制定の技術的方法と申しますか、内容におきまして、遠距離逓減方則をこの際是正なされないことと、いま一つは、三箇月と六箇月の定期を廃止なさいましたことについて、賛成しかねるのであります。