1980-04-24 第91回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
また、統制小作料の撤廃に際しては、小作料の急激な引上げ及び賃貸借の解約等が行われることのないよう適切な指導を実施するとともに残存小作地については、これを自作地化するための施策の充実に努めること。 三 農業生産法人の業務執行役員に係る要件の緩和については、これが農外資本による農地取得等を招来することのないよう適切な行政指導を行うとともに、農業委員会等による監視体制を強化すること。
また、統制小作料の撤廃に際しては、小作料の急激な引上げ及び賃貸借の解約等が行われることのないよう適切な指導を実施するとともに残存小作地については、これを自作地化するための施策の充実に努めること。 三 農業生産法人の業務執行役員に係る要件の緩和については、これが農外資本による農地取得等を招来することのないよう適切な行政指導を行うとともに、農業委員会等による監視体制を強化すること。
残存小作地のように半ば自作地化したものもありますし、いま増進事業が想定している短期的な三年で更新なしのこういう賃貸借まであるわけですね。 〔津島委員長代理退席、委員長着席〕 これは当然解約などで同じ基準で考えられない、こういうことになるわけでありますね。
そういうようなことでありますので、自作地化するということのみだけではなかなか行きがたいということで、自作農中心の中に、いま申し上げましたようなことで、賃貸借を通じての流動化ということもあわせて加えていきたいというふうに考えております。
それからなお、もう一つお尋ねになりました借地になりましたあと、それをもう一度自作地化することについて何か考えがあるかというようなことでありましたが、これにつきましても、先ほど申し上げました土地取得資金の中で小作地取得資金というのがございます。
するとこう言いますけれども、これは長官、農地法の根拠、それから今度改正しようとする法律の内容を熟知されて、そういうふうにお話しされたかどうかわかりませんが、今度改正するといっても、これは現行の農地法よりも、特に二種兼業農家の賃貸借の流動化をはかるという面だけは、権利調整の緩和がされるわけでありまして、その背景をなす基本的なものは、たとえば農地法第三条の許可制限にしても、すべてやはり自作農特別措置法で自作地化
と同時に、予算面でもかなり措置をしておりますけれども、一方では自作地化をはかるということから農地取得資金等も大幅に増額しておりますし、その中には小作地取得のための金を用意しております。一たん貸しましてもまた売ろうかという事態もあり得るわけでございます。そういう事態になれば、当然自作地化をはかることも必要かというふうに考えておるわけでございます。
耕作農民の権利を守り、農業の発展を目ざすものでなければならないものとし、このため、第一に、農地は耕作農民が所有することを原則とすること、第二に、農地の資産的保有傾向の経済環境を改め、農地が農業生産に有効利用される政策を強化すること、第三に、農業経営規模の拡大は、借地制による方向ではなく、外延的拡大をはかりながら、農業生産組合等による集団生産、共同耕作、受託耕作等によるものとすること、第四に、小作地は自作地化
四、小作地は自作地化を促進すること等を基本方針として明確にし、以下改正案の具体的内容にわたり反対の趣旨を申し上げるものであります。
したがって、みずから耕作をしない農地は、耕作をする者に譲渡することを主体とする制度にすべきであり、特に既小作地については、自作地化する制度とすべきであります。
次に、自作農を中心とした政策でございますけれども、わが国の農業経営の大宗は、自作地を中心とした家族経営でありますが、農業生産の発展と農業経営の安定のためには、基本的には、自作農経営が望ましいという考え方を、今回の改正によっても変えるつもりはございませんが、小作地の自作地化、農家の自作地の取得については、農林漁業金融公庫の農地取得資金の融資を十分に活用をして、これは積極的に推進してまいるつもりでございます
従いまして、本法による融資制度は、耕作農民のために小作農地の自作地化を促進し、所有農地の拡大をはかり、自作農地を維持するという農地制度上の目的が強く要求せられるという特色を持つものであります。それゆえに、この資金は、利率、償還期間、据置期間等の貸付条件においても農業関係の制度金融の中では比較的有利に決定せられておるのであります。
農地改革は農業所得を高めて、農民のために農業所得のパリティを実現するということを大きなねらいとして行われたと思うのでありますが、しかし農地改革は二百万町歩の小作地を自作地化した。残る五十万町歩の土地について、従来高率物納の小作料であったものを低率金納にしたとか、地主の土地取り上げをきびしく制限したという農地面の改革はやりましたけれども、経営の点から見ますと、かえって経営は零細化された。
今後の農地法案の狙いといたしましては、先ほども申上げましたように、いわゆる一括買収式の対象となるようなものではないわけでありまして、大体において二百数十万町歩の、小作地が二百万町歩程度自作地化したわけでありまして、今後は逐次この法律の処理を認めない小作地等が散発的に発生して来るのであろうと思います。
御承知の通り、わが国の農地改革は、戰後占領政策の重要な一環として取り上げられ、すでに小作地の自作地化は二百万町歩、創設されました自作農は四百二十万戸を数える輝かしい成果を収め、世界的に高い評価を受け、ほぼ所期の目標を達成したわけであります。
御承知の通り我が国の農地改革は戰後占領政策の重要な一環としてとり上げられ、すでに小作地の自作地化は二百万町歩、創設されました自作農は四百二十万戸を数える輝かしい成果を収め、世界的に高い評価を受け、ほぼ所期の目標を達成したわけであります。
そこでわれわれは、「この段階に到達した」この段階において、むしろ農地改革の大事業は一応完了を見たのであるから、この成果を恒久的に、永久的に保持するというために、すなわち農地改革によつて打立てられた諸原則を恒久的に実現して行く建前におきまして、耕作農民の地位を安定し、その労働り成果を公正に享受せしむるために農地の自作地化をはかつて、農業生産力の発展と農村民主化の促進をはかることに役立たすこと、これこそ
の私有を否定するかのごとく、せざるかのごとく、自作農地よりも労農ロシア的な国有集団農地で、全面供出的な制度の方がいいようなふうにも思われ、あるいはまた思われないようなまことに収奪農業的な、趣旨の徹底しないことが数日も繰返されておるのでありまして、これを要約して、間もなくお述べになるところを伺えばはつきりすると思いますが、もつと簡単に言えば、かつては戦う小作農民運動の先頭に立ちまして、その小作地が自作地化
即ち今回提案致しました農地関係改正法案は、この趣旨におきまして、現行制度によりまする政府の農地及び牧野の買收につき、一時点を劃しますると共に、今後に一定の制限を超えて生ずる小作地につきましては、農地改革によつて立てられた諸原則を恒久的に実現して行くとの精神基いて、その自作地化を図つて参るための新たなる方法を規定いたしておるのであります。
すなわち今回提案いたしました農地関係改正法案は、この趣旨におきまして、現行制度によりまする政府の農地及び牧野の買収につき、一時点を画しまするとともに、今後に一定の制限を越えて生ずる小作地につきましては、農地改革によつて立てられた諸原則を恒久的に実現して行くとの精神に基いて、その自作地化をはかつて参るための新たなる方法を規定いたしておるのであります。
と申しますのは、第二次土地改革によりまして、一定面積以上の地主の土地というものはこれは自作地化されるということになります、と同時に、一方においては小作料の引下げということが行われたわけで、從つて地主の方から申しますと耕地整理組合費、あるいは普通水理組合の組合費といつたものと、それから小作地から上つてまいります小作料というものとの均衡がとれておらないというような状態になつてしまつたわけであります。