1970-11-05 第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第11号
そのお話し合いをなさるということは当然なことでありますし、また、日本をめぐる防衛は、安保条約、安保体制下にあるところの自主防衛、自主防衛を主とし安保体制を従とするというお考えをしばしば承っておるわけでございます。
そのお話し合いをなさるということは当然なことでありますし、また、日本をめぐる防衛は、安保条約、安保体制下にあるところの自主防衛、自主防衛を主とし安保体制を従とするというお考えをしばしば承っておるわけでございます。
○岩間正男君 自主防衛、自主防衛というので、盛んにあなたは宣伝された。この前もこの委員会でも問題にしましたけれども、たとえば横須賀の問題ですね。横須賀のもとの鎮守府は、これは現在米軍がそこのところにどかんとすわっている。そして日本の海上自衛隊の司令部はもとの倉庫であった田蒲にある。こんなことでは全く本末転倒だ。だからこれは返してもらいたいのだ、こういうことを盛んにあなたは宣伝に使われたわけですね。
自主防衛、自主防衛と言っているけれども、この自主防衛の正体を具体的に、基地問題を、ほんとうに短い時間の中でいま二、三触れましたけれども、こういう中でこういう形がはっきり出てくる。この点を一体防衛庁長官どう踏まえて、どういうふうに一体これは対処しようと考えているのですか。あなたのPR誌によりますと、ちょっとこれはほんとうにだまされそうです。池内淳子さんとやっていますですからね。
そういう点から私は見まして、いま盛んに自主防衛、自主防衛といわれているのですけれども、この自主防衛たるものが、いま私が申し上げましたような背景をもとにどんどんこれがまた増強されていくのじゃなかろうか、その辺を心配をしておるわけであります。言うなれば、自主防衛ということも、結局はアジアにおける日本の役割りをアメリカの下請によってこれはやっておる。
ですから、私はお伺いしているのであって、自主防衛、自主防衛とおっしゃるけれども、そういういま私が申し上げたような、向こうのほうから攻撃を受けた場合、こちらからもそれに対処して攻撃をやってもよろしいとなれば、それもやはり自主の中に入るとすれば、自主防衛というものが、その範疇において、やはり航空兵力というものを出してもこれは問題はないというふうな解釈が出てくる。
要するに、われわれは安保条約を主にして——この点、ちょっと長官と見解が違うのですが、長官は、自主防衛——自主防衛ということは、自力防衛とは違うかもしれませんが、われわれは、この集団安全保障体制、これを主として、日本の自衛隊の防衛力、これを従と見る、こういうような考えが正当であると考えておるのでございますが、こういう点について、どういうお考えですか。どちらを従として考えられるのですか。
○大出委員 実は自主防衛、自主防衛と言うのですけれども、自主防衛というのはことばで言うと非常に抽象的なんですね、いつ聞いてみても。中曽根さんのことですからまさにことばが多いので、いろいろお話しになると、ことばの上ではこういうことなんだときわめて抽象的に入ってくるけれども、自主防衛というのは一体何なんだということ。四次防で自主防衛というのはやろうというわけですか。
そうしないと、自主防衛、自主防衛と言ったって、国連の制約下にあるわけですよ、敵国なんですからね。その点が一つ。 それから防衛長官には、自主防衛と言っても、MSA協定の防衛義務を負っているわけですよ、ミリタリーオブリゲーションを。どういう条件でこのMSA協定によって軍事援助を受けているのか、どういう条件で受けているか。それから軍事援助の実態です、有償あるいは無償の実態。
たとえば、いま総理が沖繩にも言及されましたが、沖繩が返ってきて、沖繩の機能の低下を来たさないことを考えながら、日本の自衛隊の配備はどうするのか、こういう具体的なものがないと、国民に自主防衛、自主防衛と言っても、国民はただ精神論だけではわからないですよ。そうして、そういう気概を持て、そうなくてはならないんだと言ってもだめです。
それに呼応するがごとく、防衛庁は自主防衛、自主防衛だと、言って進軍ラッパを吹き出したのですよ。さらに防衛産業界からは、自主防衛の強化とか、防衛費の増加、これらを強く要請してきておると思うのですね。
きのう私が取り上げましたのも、これは現時点において、沖繩返還の問題とからんで自主防衛自主防衛と言われるが、一体今後の防衛の構想の方向、あるいは防衛の計画、そういうものはどういう方向を向いておるであろうか、それを明らかにするための一つの問題点として、参考として出したのです。何もこれを暴露することが私は目的としておるところじゃないのです。
だから結局、自主防衛、自主防衛といっておるが、、日本の自衛隊はだれを守ってくれるのかというこの問いに答えるのは、一番わかりやすいのは源田さんの表現だと思います。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)そのとおりですという声も自民党からありましたから、そのとおりでしょう。
それから、自主防衛、自主防衛ということをこのごろ言っておりますけれども、みずからの手をもってみずからの国を守るということばと非常に遊離した状態に日本の自衛隊の現状はある。あまりたくさんということは私は要望しておりませんが、やはり総予算の九%ぐらいはもらってもいいんじゃないか。一二%という時代もありましたし、一四%という時代も受田さん御存じのとおりありました。
そこで、あなたは自主防衛、自主防衛と言うでしょう、このごろ。これはどういうことを言っておるのですか。
自主防衛自主防衛なんて言っておりますけれども、これはことばのほんとうの意味からいっても、真の自主防衛ではない。アメリカとの共同防衛体制である。このように私には思えるわけです。そこで、その自主防衛体制づくりについてでありますが、その基本的な方針でございますが、新聞等の報道によりますと、国防会議ではいろいろ体制づくりに検討を加えている。また一部発表になった分もございます。
今までの防衛体制も自主的なものだというお話でありましたが、特に岸総理渡米前後から自主防衛、自主防衛とあたかも何か違ったものであるように御説明がありますので、一つ本日はこの自主ということ、このことの説明を公式に伺っておきたい、こう思います。まずその点から御説明をいただきたい。