1957-03-20 第26回国会 参議院 予算委員会 第13号
○前田佳都男君 次に運輸大臣にお伺いしたいのでございますが、わが国に自主航空が発足以来すでに五年の歳月を経過しております。国際線はサンフランシスコからバンコックに延びております。国内線は福岡、札幌。またローカル線は国内の主要各地を結んでおります。聞くところによりますと、日本航空は黒字である。また国内の二つの航空会社は赤字であるというように聞いております。
○前田佳都男君 次に運輸大臣にお伺いしたいのでございますが、わが国に自主航空が発足以来すでに五年の歳月を経過しております。国際線はサンフランシスコからバンコックに延びております。国内線は福岡、札幌。またローカル線は国内の主要各地を結んでおります。聞くところによりますと、日本航空は黒字である。また国内の二つの航空会社は赤字であるというように聞いております。
自主航空、自主航空というふうなことをよく言いまするが、この自主運航を確立するためにも、一刻も早く日本人のパイロットに切りかえる必要があるのではないか。これに対しまして、政府はどういう政策をおとりになろうとしておるかということをお伺いしたいのであります。 なお、船舶につきましては、国費をもってその乗員の養成をしておる。
しかし少くとも日本の飛行機が自由勝手に、どこへでも着陸し、どこへでも飛び、どんな行動でも自由にできるような自主航空権を確立することが最も根本的であり、最も大事な問題であると思うが、小滝防衛庁長官はそのことに対してどのような信念と、さらにそういったことをアメリカに対して要求をして、自主航空権を確保する自信があるのかどうか、この点を一つ明確に御答弁願いたいと思います。
これは、わが国の自主航空を確立するため、航空機乗員養成所を新設して、既経験者の再教育と新人操縦士の養成とを実施しようとするものでありまして、昭和二十九年度に約六十人の乗員の養成を予定しております。なおこれに伴いまして、前年度まで実施いたしました航空機乗員養成補助は、打切りといたすことになつております。
これは我が国の自主航空を確立するため、航空機乗員養成所を新設して既経験者の再教育と新人操縦士の養成とを実施しようとするものでありまして、昭和二十九年度に約六十人の乗員の養成を予定しております。なおこれに伴いまして、前年度まで実施いたしました航空機乗員養成補助は打切りといたすことになつております。
なお、航空保安の確保について万全を期すると共に、今後も引続き乗員、航空交通管制官の養成に必要な措置を講ずる等、自主航空の再建に努めたいと考えております。
なお航空保安の確保に万全を期するとともに、今後も引続き乗員、航空交通管制官の養成に必要な措置を講ずる等、自主航空の再建に努めたいと考えております。
なお、日航の弁護というわけではございませんが、いわゆる日航の不評判という点の最も大きいものは、いわゆる運航の確保と思いますが、運航率の向上、逆にいいますと、欠航率が多かつたということだと思うわけでございますが、これにつきましては、ノース・ウエストから日航に移つて、自主航空一を始める初期に当りまして、飛行機の手当てがうまく行かなかつたために、非常にドジを踏んだということは、これは事実でございます。
四月に講和條約ができて自由になりましたけれども、この契約は一年間の契約でありますために、去る十月二十四日までその状態を続けまして、十月二十五日からは自主航空に移るという建前の下に飛行機を買いまして、現在ダグラスDCI四を四機持つて自分の手で自主航空の一歩を踏み出しておるわけであります。併し乗組員につきましては、まだ日本人がやるという状態になつていない。
近く二機が入つて参りますので、大機になるわけでございますが、自主航空体制に切りかえて、一方資本の増額も考えておる次第でございます。現在御存じのように東京—大阪二往復、東京—大阪—福岡一往復、東京—札幌一往復の運航を行つております。旅客の利用率も非常によろしいのでございます。これは回数が少いからそういう結果にもなるわけでございます。平均七〇%ないし七五%という座席効率を示しておるわけでございます。
日本人の操縦者その他航空従事者は、戦後六年有余の空白時代こそありましたけれども、戦前並びに戦時中における優秀な航空の技術或いは航空の適性ということから見まして、世界の水準に到達し得る素質を十分に持つておると考えるのでありますが、平和条約発効後自主航空が許容されました今日でも、日本人の操縦による自主運航を全くすることができないで、なお多数の高給の外国人操縦者を雇用して多額の外貨を支払つておるということは