1990-06-12 第118回国会 参議院 文教委員会 第5号
文部省では急増急減対策として、当初八万六千人の恒常的、臨時的定員増を計画してきたようでありますが、その後の新志願者率の向上や私立大学の適正定員の確立によって、当初の急増対策では来年度の大学受験の不合格者がふえるのではないだろうか、私はやはり四十数万人という人間が大学教育を受けられないというようなこの現状をこのまま放置していいかということについては、非常に疑念を持ちます。
文部省では急増急減対策として、当初八万六千人の恒常的、臨時的定員増を計画してきたようでありますが、その後の新志願者率の向上や私立大学の適正定員の確立によって、当初の急増対策では来年度の大学受験の不合格者がふえるのではないだろうか、私はやはり四十数万人という人間が大学教育を受けられないというようなこの現状をこのまま放置していいかということについては、非常に疑念を持ちます。
八千六百人という一応のめどの数字は計画の中に率で盛り込んだんですが、臨時的定員増の大体五分の一ぐらいは国立で行うという目標は作成いたしましたが、恒常的定員増につきましては、計画の中では、国立がどのぐらい持つ、それから私立がどのぐらい持つという国公私立ごとの持ち分というものは数字は決めておりません。
それから、大学院の問題でございますが、大学院の整備充実に伴う定員増につきましては、臨時的定員増というような措置も私ども考えておりません。
○海部国務大臣 御指摘の十八歳人口の急増に対しましては、新高等教育計画において昭和六十七年度までに恒常的な定員四万二千名、臨時的定員増四万四千名、合計八万六千名の定員増が必要とされているところでございます。このため、昭和六十一年度、国立については四千九百七十名の臨時増募を含む五千六百六十五名の定員増を措置いたしますとともに、公私立につきましては、約四万五千名の定員増を認可したところでございます。
また、公私立大学につきましては、六十二年度の臨時的定員増に係る申請期限が本年の九月末ということでございまして、現在各大学で御検討中のことと存じますが、増員の数はまだ把握するには至っておりません。
文部省といたしましては、大学設置審議会に新しい計画的な整備の方向を御提言いただきまして、その方向を踏まえまして、基本的にはそのピーク時における大学、短大等の進学率はそれ以前の進学率を維持するということを一つの基本といたしまして、同時に、その後の減少ということも踏まえまして、ピーク時までの増員というものを、いわゆる恒常的定員増のほかに、期間を限りました臨時的定員増ということを併用いたしまして措置をするという
それもやはり六十八年からまた激減をいたしますので、なかなか全体を恒常的に定員増というわけにいかないので、恒常的定員増と臨時的定員増を半々にするというふうな考え方であったわけですが、確かに臨時的定員増の場合には文部省、大学設置審議会で審査をする際に、著しく教育条件を低下させるような場合はそもそも臨時的定員増を認めないというふうになっておりますけれども、これは著しくということなので、若干でも低下するということは