1977-04-08 第80回国会 参議院 予算委員会 第16号
この時点で祖父江助教授から、調査が完了していた二十四名についてとりあえず県を通じて報告が行われ、残りの患者につきましてはその時点で研究班員によるキノホルムの服用状況がどうなっておるかという調査が追加して行われまして、しかも、全国の患者調査の報告事項はそのキノホルムの服用調査事項に含まれていますために、国の指示によって県を経由せずにスモン協の臨床班員であった祖父江助教授を経て協議会の方に報告させることになったわけでございます
この時点で祖父江助教授から、調査が完了していた二十四名についてとりあえず県を通じて報告が行われ、残りの患者につきましてはその時点で研究班員によるキノホルムの服用状況がどうなっておるかという調査が追加して行われまして、しかも、全国の患者調査の報告事項はそのキノホルムの服用調査事項に含まれていますために、国の指示によって県を経由せずにスモン協の臨床班員であった祖父江助教授を経て協議会の方に報告させることになったわけでございます
ところが、これは間違いだといわれるなら間違いにしていただいたらいいのですけれども、前に水銀汚染の問題のときには、農林省と通産省、これらがプロジェクトチームをつくりまして、疫学班だとか臨床班だとかいう班を三つつくって各省庁から出ていって、その総まとめを科学技術庁がやった。そのやったときに、私たちはいまから思ったら、そのまとめ方がぼかされたと思うのですね。
○高瀬参考人 何かしかられましたが、企業サイドとかいうお話でございましたですが、あとのほうの共同研究でございますが、私どもは臨床班でございますから、もし共同研究があるならば、たしか基礎研究をやっておる慶応大学の土屋教授が班長でございます。その方に意見を聞いてみます。
○説明員(村中俊明君) スモンの現況についてでございますが、昨年、総額三千五百万円を研究費として計上いたしまして、病原班、疫学班、病理班、それから臨床班と、四つの班を編成いたしまして、それぞれの部門ごとに研究を進めていただいておるわけでございます。
それから、特に診断の指針というものは一応つくったわけでありますが、今後は臨床班におきましては治療法の研究をやると同時に、治療指針あるいは入院のための基準あるいはリハビリテーションの指針といったようなものを逐次研究し、また出していきたい、こういうふうに考えております。
社会不安を起こし、あるいは患者の個性的な性格の問題も臨床班などでは議論されたようでございますが、こういったものを、もう少し医学より幅を広げた角度からの検討をしてはどうかという趣旨の発言もありまして、先ほど来参考人のお述べになりましたような社会医学的な研究を打ち立てるべきではないかという点がございました。
したがいまして、有効なものであれば、これはぜひ調査研究協議会の臨床班において追試して、その成績を早く一般に普及したいと思います。
疫学班を出したり、臨床班を出したりしていろいろ調査研究を具体的に年数多くやっておきながら、最終段階においてこれのまとめをするときに、科学技術庁でメーカーに、産業界に非常に遠慮されて、公正不偏であるべき科学は真実を伝えなければならないのに、その答申の文章を曲げて非常にあいまいなものにしてしまったことがあるのですよ。これは国をあげてこれに対して非常な反発をした。
○政府委員(村中俊明君) スモンの調査研究協議会の構成でございますが、これは総員が四十四名でございまして、四つの班に分かれておりまして、申し上げますと、疫学班、それから病原班、臨床班、それから病理班。
厚生省といたしましては、健康保険とか、社会福祉施設という制度がございますが、これだけではなかなかむずかしいというような問題があって、この間も話し合ったわけでございますが、実は患者の診断基準がまだはっきりしないということで、これが非常にネックになっておりまして、早急に臨床班から診断の基準をつくっていただこうということで、今度の調査にも診断の基準についてお願いしたわけでございますけれども、どうしても出てこない
その後は厚生科学研究費としては取っておりませんけれども、国立病院のほうで臨床班をつくりまして、これは細々ではございますけれども、臨床的な研究はずっと続けておるわけでございます。 それから再燃の問題でございますけれども、やはり本疾患の特徴であろうと思います。当然再燃の問題があるためにリハビリテーションを始める時期というものがなかなかつかめないという問題がございます。
それで、この四十四名の先生方が疫学班、臨床班、病理班、病原班の四班に分かれまして研究を進めようということをきめたわけでございますが、この九月下旬から十月上旬にかけては、この先生方がどういう方法で研究を進めていくかということを、いろいろ会合を持たれまして、実は十月の八日から、各班の中で研究推進の進め方、そういうものについて会合を開いております。
その結果、農林省からも調査が出てまいりましたが、厚生省のほうにおきましては、いまお話がありましたように、疫学班とそれから試験研究班及び臨床班、この三班を組織されて研究されまして、その成果を取りまとめましたものを、食品衛生調査会の答申といたしましてこちらのほうに御報告がありました。
資料がないというように、疫学班とか臨床班に拒否をしておるのが昭電だったということです。それなら、なぜ、通産省は、そういうような資料をみずから出すように指導されないのですか。これは、私、どうも大きな疑問に逢着しているわけなんです。
この報告書をいただきました際に、これは臨床班、試験班、それから疫学班の各研究班の報告がそのままの形と申しますか、総合的な調整と申しますか、そういうようなことのなされていない各研究班のそれぞれ援用はされておりますけれども、独立した形で三研究班のものが、これにまとめられて出てきたわけでございますので、そこで私どものほうは、たとえば試験研究班の結辞と疫学班の結辞等におきまして多少字句の上から見ますと、合致
大臣が信念を持って、そして、厚生省にまかされた、いわゆる疫学班、臨床班、試験班、こうした三班にまかされたこの科学的な調査研究というものを自信を持って守り通すお考えがあるかどうか、ということが私は問題だと思うのです。まだそういう段階ですから、いまおっしゃったように、正式にはお話はないでしょうけれども、巷間伝えられて、いまこの問題をめぐって大きな政治の焦点になろうとしておるわけです。
○高橋(正)政府委員 厚生省の、先ほど食品衛生課長から御説明になりました当初の御報告は、これは厚生省のほうで三つの研究班を構成の上に、研究調査をお進めになったわけでございますが、その三班の臨床班、疫学班、それから試験研究班、この三班の研究の報告がそのまま提出の形と申しましょうか、そのような形で御提出になりましたので、総合的な見地から、この三班の報告をさらにおまとめいただきたい、こういうことを厚生省にお
○石田(宥)委員 次に、私は阿賀野川の水銀中毒事件について質問をしたいと思うのでありますが、これは昭和四十年六月以来関係省庁連絡会議が開かれ、九月からは科学技術庁の予算決定が行なわれまして、厚生省は臨床班、試験分析班、疫学班、この三班を編成し研究に当たってまいりました。この班員の編成にあたっては、すでに先ほど申しまするように、国際的にも国内的にも学界の論争を呼んだ問題であります。
通産省には臨床班とか分析試験班とか疫学班とかいうような、全国の医学界のベストメンバーを持っておりますか。また、そのメンバーで試験研究をするような施設を持っておりますか。そういう基礎に基づいてものを言うなら国民は納得します。あなたのほうにはそんなものはありませんか。
これはもう臨床班、試験班、疫学班で認めておるわけです。短期汚染か長期汚染かという問題については、これは私は、私の知っておる限りにおいては即断はできません。しかし、この問題が表に出てまいりますと——まあ小澤委員は昭和電工出身でありますから、よく聞いてもらいたいと思うのでありますが、その直後に、昭和電工はこれに対して、昭和電工の廃液ではないという、その印刷物を持って、私のところに説明に参りました。
だから、全体を総合して、臨床班、試験班、疫学班、これが二カ年半もかかって出した結論というものは、あらゆる角度からそれは検討を加えたでしょう。いま指摘された問題のごときも、やはりある程度検討されたと聞いておる、文書には載っておらないけれども。
四十年以来厚生省では、日本におけるトップクラスと表現して差しつかえないと私は思うのですが、学者が、臨床班、試験班、疫学班の報告書を、しかも熊本事件当時から関係をしておった学者が参画をして出された。それに基づいて、さらに食品衛生調査会にこれをはかって、あらゆる学者の参画された機関にかけ、これは国際的な会議でも報告がなされ、これは国際水準のレベルにある問題です。そして、その討議が終わっておるわけです。
そこで最初にお伺いをいたしたいことは、阿賀野川の水銀中毒事件に関して厚生省は臨床班、試験班、疫学班の三班の編成をして今日に至っておるわけであります。今日に至っておるというか、この研究班の報告を待って厚生省の結論としたわけでございます。
疫学班の人も臨床班の人も、あるいは化学分析班の人も行って、県衛生部長の問題というか、付近に散乱したものの取り締まりが手抜かりであったじゃないか、こう言って衛生部長は容疑をかけられる立場にある人にもかかわらず、疫学班の中に入って行っておる。しかも昭和電工のほうは操業が違う。
その中の疫学班が疫学的考察によりまして、この中毒事件は昭和電工の鹿瀬工場の排水によるものであるという診断をするという答申を出しておりますが、その場合に、この班は、臨床班の考察並びに化学分析班の考察と、また独自の見解で一つの考察を加えて、疫学的判断を下したわけでございまして、それらの意味合いから、全部を総括した御意見を厚生省としても伺いたいし、また、あわせて、工場の化学分析の分野も加えた総合的判断をお
○石田(宥)委員 環境衛生局長、あなたは、この前、私の質問に対して、臨床班は臨床班独自のもので、分析班は分析班独自のもので、疫学班というものはこれを総合して一つの結論を引き出すものである、だから、それぞれ別個にその結論が出るのが当然だ、こう言っておられました。それから、あなたのほうから出た文書によると、水俣湾の水俣事件の前例に従って食品衛生調査会に諮問するのだという文書が出ている。
この報告書は、なるほど臨床班、それから研究分析班というようなものは、全然別の時点で別の角度からやっておりますから、それが必ずしもぴしっと統一した結論になるということは考えられない。むしろならないのが普通だ、われわれこう考えるのでありますが、一部には、それが全部統一したものでなければならないような説をなす者もある。
これらの者がはたして正確な水銀中毒患者であるかどうかということは、調査の段階で、疫学班の報告はございましたけれども、臨床班のほうでは正確にその中毒患者と思われるという発表はございませんでしたが、お尋ねのように地元でその後なお精細に調査をいたしておるということでございました。なお、私どものほうでは、その結果どうなったという報告は受けておりません。
臨床班と申しますのは、主として患者自身を診察いたしまして、その患者のそういう病気の原因が何に起因しているかということについて分析をいたしたわけでございます。それから試験研究班のほうは、実際に川の汚泥あるいはまた工場の中の設備、あるいは排水、そういうようなものにつきまして、その現物についてそれぞれの分析を行なったわけでございます。
そのほか、臨床班は、この患者はアルキル水銀中毒であると思われるという診断をし、また検査班は、各所における物質の中の水銀含有量並びにその水銀の性質についての調査結果を報告したわけであります。 で、この三班それぞれ独立した立場において報告がなされましたので、厚生省といたしましては、四月の二十二日に厚生大臣の諮問機関でございます食品衛生調査会にこれを諮問いたしたわけであります。