1971-07-23 第66回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
したがって、こういう常磐線の立ちおくれというものを何とか解決する、それにはどういうふうにしたらよいかということでございますが、第一番に、そのためには都心へ直通の線をつけるということが最善の道でございますので、それにつきましては、上野方面から都心方面へは、線路の腹つけというようなことによりまして都心直通をすることが非常に困難なのでございます。
したがって、こういう常磐線の立ちおくれというものを何とか解決する、それにはどういうふうにしたらよいかということでございますが、第一番に、そのためには都心へ直通の線をつけるということが最善の道でございますので、それにつきましては、上野方面から都心方面へは、線路の腹つけというようなことによりまして都心直通をすることが非常に困難なのでございます。
そこで、本件の乗り入れに関連いたしまする地元の方々の御要望といたしまして、一つは上野——松戸間、従来どおり運行をし、各駅に停車をするという点がございますが、この点につきましては、北千住——上野間におきまする常磐線の腹つけ線増というものが工事技術的にもきわめて困難であるという事情は現在でも変わっておりませんし、したがいまして、その実現はいまのところ非常に困難な状況であろうと思うわけでございます。
それで、そのためには、まず常磐線の線路自体を複々線化するという必要があるわけでございますが、その場合に、上野−北千住間という地域は非常に密集地帯でございまして、これに対しまして腹つけ線場という形で輸送力増強をするということは、実際上非常に困難だということがございます。
この辺の大体の設計として前腹つけ工法によるのを最善と考えたのであります。もちろん御指摘の堤防に関しましては、実は御指摘の通り、うしろの方の腹つけをした方が、精算してみた結果経済的である、こういうことがわかつたのでありますが、多少工事を急いだあまり、その付近全体として大体前腹つけがよいということで局部的な検討をやらなかつた。そのためにこういうような結果になつたのだと思います。