1954-04-09 第19回国会 参議院 本会議 第31号 ウオルポールの長期政権も、ウイリアム・ピツトの腐敗政権弾劾に席を譲らなければなりませんでした。又チヤーチルは、曾つて反対党たる労働党に政権を托した後、アメリカに個人の資格で外遊したため大歓迎を受けたのであります。汚職政権の宰相吉田としてよりも、野に下つて人間吉田として、日本の憂うべき現状世界に訴え、祖国の窮状打開を図つたほうがより効果があるでありましよう。 戸叶武