2012-03-27 第180回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
脅威対象が、世界の軍ではなくて、いわゆるテロリズムを相手にもしなければならないというふうに、テロとの脅威というのが加わったわけです。航空脅威というのがあのときは大きな対象でした。ハイジャックされた飛行機が世界貿易センターに突っ込んだわけですよね。あれからもう何年もたっています。 世界同時多発テロ九・一一以降、我が国の航空脅威に対する対応で何か変化したところが防衛省としてありますか。
脅威対象が、世界の軍ではなくて、いわゆるテロリズムを相手にもしなければならないというふうに、テロとの脅威というのが加わったわけです。航空脅威というのがあのときは大きな対象でした。ハイジャックされた飛行機が世界貿易センターに突っ込んだわけですよね。あれからもう何年もたっています。 世界同時多発テロ九・一一以降、我が国の航空脅威に対する対応で何か変化したところが防衛省としてありますか。
アメリカは、九・一一以降、国家の安全保障政策を抜本的に見直しつつあり、とりわけ、その中でも、同盟戦略と前方展開戦略を再検討しつつあるわけでありますが、この安全保障政策の基本的な考え方は、従来の脅威対象型ではなく、能力に応じた安全保障を主眼とする政策に現在シフトしつつあると考えます。
○衛藤国務大臣 確かに脅威対象型の安全保障論というものは非常にわかりやすいと思います。しかし、そうではなくして、地域の危機問題に対していかに我が国の安全を確かなものにするか、こういうことについては、大変説明のしにくい、わかりにくい問題ではあります。