2019-10-11 第200回国会 衆議院 予算委員会 第2号
乳脂率をどれぐらいにしたいかというのも農家によって違いますし、高たんぱく質の生乳をつくりたいという人もおられますし、飲用に回したい人もいるし、加工用原料に使いたい人もいるので、農家によってばらつきはありますけれども、私の経験上のお答えでよろしければお答えをいたしますが、長年畜産をやってきた人間で考えると、一万トン大体やられたら、その半分か、少なくても三分の一ぐらいは粗飼料に対して濃厚飼料をまぜる必要
乳脂率をどれぐらいにしたいかというのも農家によって違いますし、高たんぱく質の生乳をつくりたいという人もおられますし、飲用に回したい人もいるし、加工用原料に使いたい人もいるので、農家によってばらつきはありますけれども、私の経験上のお答えでよろしければお答えをいたしますが、長年畜産をやってきた人間で考えると、一万トン大体やられたら、その半分か、少なくても三分の一ぐらいは粗飼料に対して濃厚飼料をまぜる必要
ただ、乳脂肪分の割合、乳脂率でございます、これは生産者団体と乳業者の取引の前提となっているものでございまして、自給飼料基盤に立脚した酪農経営を目指す等の観点から、現在、その生産者団体において、乳業者参加の下で、その基準について検討が行われているということだけ御報告をさせていただきます。
○政府委員(本田浩次君) 酪農における遮熱対策でございますけれども、特に乳牛では夏季の大変な暑さによりまして、そのストレスによって乳量、乳脂率の低下でありますとか受胎率の低下などが見られるのは御指摘のとおりでございます。
我が国の西南暖地の酪農家では、夏の暑熱ストレスによる乳量、乳脂率等の低下とか、あるいは受胎率が低下するといったような現象が見られているところでございます。
これも大臣、前回ありますからはしょりますけれども、現状の乳量の換算は、脂肪率、乳脂率ですね、バターのもとになる。乳脂率三・五%に乳量を補正して、乳価を算定する分母に足る乳量にするわけであります。今現在三・八%台の脂肪ですから、ここに見かけ上、乳量は大変な大きさになって、これが生産費を押し下げるという要因にもなっております。
○説明員(竹中美晴君) 価格算定に用います乳量の問題でございますが、保証価格の算定におきましては、それが財政支出を伴う行政価格でございまして、一定の規格のものについて価格を設定する必要があるということから、現在、乳脂率三・五%に換算した乳量百キロ当たりの生産費を基礎としているところでございます。
○熊澤政府委員 今御指摘のとおり、乳価の保証価格の算定では、乳脂率三・五%ということで換算をいたしまして百キロ当たりの算定をいたしているところでございます。これは、経緯的には昭和六十二年度から三・五%を基準として設定をいたしております。
また、お尋ねの基準乳脂率の三・五%の問題でございますが、先生も御承知のとおり、この基準乳脂率につきましては、昭和六十二年度に三・二%から三・五%に引き上げたわけでございますが、その結果、飲用牛乳の質が大変向上しまして、消費が伸びたという実態がございます。現在では、ほとんどの牛乳が三・五%以上、例えば北海道ですと、大体三・八%ぐらいにはなっているというふうに考えられます。
乳脂率が三・五%というのは、これは品種改良によってもかなり上向きになってきたというふうに思います。しかし、そのために、高脂肪にするためのえさ代というものも大変なものだというふうに思いますし、またその結果として、先ほども申し上げたように、疾病等も非常にふえているというのが実態だというふうに思います。 ここ数年、低脂肪の牛乳、ローファット牛乳の売れ行き状況が大変進んでいるようであります。
○政府委員(赤保谷明正君) 生産段階においては、乳脂率の維持向上を図るためにいろんな農家の方々の御努力が行われているわけでございます。
○政府委員(赤保谷明正君) 乳脂率を上げるため、きのうの参考人のお話にもありましたけれども、要するに粗飼料、濃厚飼料をバランスよく供給することが必要である、特に乳脂率を上げるためには、粗飼料、しかもかた目の粗飼料を濃厚飼料とバランスよく与える必要があるというお話もございましたし、そういうような認識を持っております。
○政府委員(赤保谷明正君) 生乳取引における乳脂率の基準、これは近年における乳質の向上の実態、それから品質のよいものに対する消費者のニーズ、そういうものを踏まえまして、生産者と乳業者の合意によりまして昭和六十二年度から三・五%に引き上げられたわけでございます。
○参考人(長岡正二君) 従来は牛の特に後代検定によって、検定済み種雄牛を選抜するというときに、指標となります乳量、乳脂率、無脂固形分等ございますが、乳量に重きを置きながら選択をしてまいりました。
○参考人(楠元薩男君) 実は私は畜産試験場で十五年間牛と一緒に生活いたしてきたわけでございますが、乳牛の場合の脂肪の含有量と乳量との問題でございますが、今、長岡参考人の方からお話がございましたように、脂肪率というものは濃厚飼料だけでは解決できなくて、やはり良質の粗飼料を給与するということが乳脂率の安定した向上になっていくんじゃないか、私はこういうふうに理解をいたしております。
○参考人(長岡正二君) 乳脂率との関係でございますが、乳脂率を上げるためには、先生が先ほどからおっしゃっておりますように、濃厚飼料多給では上がってまいりません。粗飼料で、特に良質でかための粗飼料、やや粗剛と申しましょうか、腰の強い、例えば乾燥で言いますと二番乾燥よりも一番乾燥ということではないかと思います。
そういう状態、そしてまた酪農家も、私から言えば非常に過度な乳質改善等を要求されて、具体的には、例えば乳脂率が三・二から三・五に上げられた。この前も議論しましたけれども、その点十分算定はしているといっても、その算定は価格に反映されていない。それから、乳牛にかかわる病気も、関節炎を初めあるいは第四胃が大きくなったりということで非常に大変な病気が出ている。
このように産前産後の疾病が増加をしている要因といたしましては、泌乳量に見合った適正な飼料、えさ、お話にございましたが、そういうえさの給与が行われていないということが考えられておりまして、適正な飼養衛生管理を行うことによりまして、乳脂率を維持しながらこれらの疾病の発生を予防することができるものと考えております。そういった飼養管理についての指導についても努めてまいりたいと考えておるわけでございます。
○赤保谷政府委員 生乳取引における乳脂率の基準でございますけれども、近年における乳質の向上の実態と、品質のよいものに対する消費者のニーズ、そういうものを踏まえまして、生産者、乳業者の合意によりまして、昭和六十二年度から、おっしゃいました三・五%に引き上げられたわけでございます。
そこで、ただいま申し上げましたような今までの対策に加えまして、平成四年度の価格関連対策として夏季、夏場の乳脂率向上対策の推進等、飲用乳の供給安定を緊急に図るための対策を講ずることとしたところでございます。
○志賀(一)委員 乳脂率を○・一%上げますと、従来は八十銭、北海道では一円というふうにプラスしておったわけでありますけれども、これをいたしますと、現在の生乳価と加工原料価格で見ますと、まさに十五円七十二銭、約一七・五%の乳価の引き下げ、こういうふうになっていると思うのであります。
その結果、従来乳脂率三・二%が三・五%に上がったわけでありますが、これらの乳脂あるいは無脂固形分とか体細胞とかというふうに、かなりな程度まで乳質の改善要求があって改善されてきた。
加工原料乳の保証価格、これは一定の乳質、今乳脂率のお話が出ましたが、一定の乳質を基準とした生産コストをベースとして算定をいたしているところでございますが、乳質改善のためにいろいろコストがかさむ。乳用牛の更新をしたり、飼料代あるいはその環境整備といった経費が増高した場合には、生乳生産費の結果に反映されまして、したがって、乳価に反映される、こういうことになるわけでございます。
○説明員(長良恭行君) 生乳取引におきます乳脂率基準でございますが、近年におきます乳質向上の実態を踏まえるとともに、牛乳成分のグレードアップによって消費拡大を図る、こういうことで生産者団体と乳業メーカーとの間の合意によりまして、六十二年度から三・五%に引き上げられております。
実は、乳脂率を高めるための非常な苦労の一環として濃厚飼料を多給するということから、今日本のホルスタインに第四胃変位という病気が発生してきている。御承知のように牛は四つ胃袋がありますが、その四番目の胃の位置が変化するということがあるようであります。私が聞いたところの先ほどの飯田の下伊那郡の市田の酪農組合でも、約一割近くがこの病気にかかってしまうというような状況のようであります。
○岩崎政府委員 一般的に生乳生産の中で乳脂率の割合というのは年々高まってきておりまして、現在のところでは、大体三・五%以上はおおむね確保できるというような技術水準にあるのではないかというふうに思っている次第でございます。
○木島分科員 日本の酪農家は、この乳脂率が上がったことによってすさまじいばかりの苦労を強いられているのが現実であります。飼料一つとってみても、濃厚飼料を多給しなければならぬということ、それから、乳脂率の低い牛については淘汰をしていかなければならぬ、これは経済的にも大変大きなデメリットが生産についてはあるわけであります。
ところが、酪農家の経営難をよそにこういう大もうけをしている大手乳業メーカー、これは雪印ばかりではなく明治や森永も同じような傾向だということですけれども、今度は乳脂率を三・五%から三・六%に引き上げる、こういう実質的な買いたたきを今行おうとしているということを聞いております。乳脂率が三・二%から三・五%に引き上げられたというのがまだ三年前ですね。
それで、昭和六十二年度の飲用牛乳の需要は、乳脂率の取引基準を三・二%から三・五%に引き上げるなど生産者が大変な努力をした。それが消費者に認められた結果好調に推移しているということが言えるというふうに思うんですね。まず、飲用牛乳需要の見通し、これをひとつ伺いたいというふうに思います。
それからたしか乳も五・五%、乳脂率が三・二が三・五に引き上げられて、実質的には八・五%程度下げた。麦も四・九%下げました。米も五・九五%下げた。葉たばこも五・四七%下げた。納得し得る価格というのはどこに基準を置いておるのか。生産者の経営の安定、農業所得の向上という意味からすれば、農業をめぐる情勢は極めて厳しいと大臣以下皆さんがおっしゃっておる。
それから、この基本契約書に「覚書により定める」とあるが、その覚書の中には、今はそういうことはないと言っているがはっきりした答弁ではないのでもう一回念を押しますけれども、取引の数量、取引価格、用途別の内容あるいは乳脂率、グレードですね、そのものが明確に添付されて、取引基本契約書に付随をしておるのか分けてあるのか、とりあえずこの基本契約だけを結んだのか、どちらかを明らかにしていただきたいと思います。