1964-06-25 第46回国会 参議院 社会労働委員会 第35号
それから、いま一つは、胎生児と、さらに出産及びその周辺に原因があるということが多くの学者から言われているわけでございます。また、妊産婦の死亡率等を見ましても、やはり日本は世界的に見て非常に高い率を占めている。
それから、いま一つは、胎生児と、さらに出産及びその周辺に原因があるということが多くの学者から言われているわけでございます。また、妊産婦の死亡率等を見ましても、やはり日本は世界的に見て非常に高い率を占めている。
さらに、胎生児の問題がございまして、これにつきましても、妊娠しました場合の登録制度、あるいは妊婦に対する保健指導につきましてのいろいろな施策をやりたいということで、実は保健所の行政では網の目が荒過ぎますから、最近は保健行政を市町村におろしまして、母子健康センター等をつくりまして母子保健等の指導網を整備してまいりたい。これも実は数年前からやっておるところでございます。
しかし、胎生児と申しましょうか、胎生期と申しましょうか、おなかにある間のいろいろな状態によって発生するというようなことも最近はだいぶわかっておいでのようでございますので、そういう点からも母性の保健ということ——せんだって母子福祉法のときに、私どものほうから母性の保健と母子福祉の法案を出しておりますけれども、こういう精薄児などを出さないようにするためにも、母性の保健という点にもぜひひとつお力を入れていただきまして